2024年6月
6/22外来生物捕獲結果
6月22日(土)、北山公園内に仕掛けているアミ(しょうちゃん池)の点検作業を行いました。捕獲したのは、クサガメ2(写真;甲長20cm、16cm)、アメリカザリガニ22(写真)でした。4月以降、捕獲した外来生物の累計は、ウシガエル(成体)9、アメリカザリガニ244、クサガメ4などとなりました。
ダウンロード - 20240622gairaiseibutuhokakukekka.pdf
また、同日に菖蒲まつりの終わった菖蒲田の一部にアミの設置作業を行いました。次回のアミの点検作業は6月29日(土)16時頃~を予定しています。ご関心のある方の見学を歓迎します。(6月22日)
7月までの活動予定
6月16日(日)18:30~20:00 北山小土曜講座(ホタル観察会);狭山公園パークセンター前集合
6月30日(日)13:00~ かっぱ通信151号の印刷・発送作業(廻田公民館)
7月6日(土)16:00~ 第2回北山わんぱくまつり実行委員会(サンパルネ3階「インソーレ」)
7月13日(土)9:00~ 定例川そうじ(北山小正門前集合;手ぶらでも参加できます、雨天中止)
7月13日(土)13:00~ 北山いきものクラブ(北山公園善行橋前、雨天中止)、外来生物捕獲用の網の点検作業(小雨決行)
7月20日(土)5:00~7:30頃 北山小土曜講座(八国山虫取りハイク);北山小正門前集合、雨天中止
7月27日(土)13:00~ 「北川・北山公園・八国山のいきもの・夏編」の編集作業(八国山たいけんの里)
皆様の参加をお待ちしております。(6月15日)
6/9 菖蒲まつりで北川水族館の展示を行いました
6月9日(日)北山公園の菖蒲まつりで北川水族館の展示を行いました。北川水族館では、北川や北山公園で採取したオイカワやカワムツ、モツゴ、タモロコ、カマツカ、ドジョウなどの魚類の他、トンボのヤゴ類、アメリカザリガニ、ウシガエル、アカミミガメ(空堀川で採れた個体の特別出演)などの外来生物の展示を行いました。菖蒲まつりには多くの市民が来場しましたが、幼児を伴った家族連れを中心に、多くの市民に北山公園や北川の自然が意外と豊かなことを感じていただいたり、外来生物の問題点について考えていただけたのではないかと感じています。当日は、北川流域の自然を守っていくための募金活動を実施し、13619円の募金を集めることができました。募金は今後の外来生物の捕獲活動や環境教育活動などに活用していきます。ありがとうございました。(6月9日)
6/2 身近な水環境の全国一斉調査
6月2日(日)身近な水環境の全国一斉調査を、北川と前川で実施しました。曇天の中、北川かっぱの会の会員7名で、密度の濃い調査を実施しました。前半は、2グループに分かれて北川と前川のそれぞれ3地点での水の採取と流速やゴミなどの調査を実施し、後半は公民館で透視度や電気伝導度、パックテストなどを実施しました。
調査結果の概要は以下のとおりです。
北川のCOD濃度の推移 →
ダウンロード - 2024suisitutyousakitagawa.pdf
前川のCOD濃度の推移 →
ダウンロード - 2024suisitutyousamaekawa.pdf
北川と前川の流程の変化 →
ダウンロード - 2024suisitutyousaryuuteinohennka.pdf
新河岸川水系水環境連絡会への報告書式は下記のとおりです →
ダウンロード - 20240602suisitutyousahoukokusyosiki.pdf
以下、コメントを記載します。
・COD(水に含まれる有機物の量を示し、値が大きいほど水が汚れていることを示します。CODが1mg/l以下でイワナが棲息することができ、1~2㎎/lで雨水と同じくらい、3㎎/l以下でアユが棲息することができますが、2㎎/l以上~5㎎/l未満はやや汚れた水であると言われています) →今年のCOD濃度は、北べての地点で2~4でした。例年と同様な傾向です。
・透視度 →雨量が多いことが主な原因と思われますが、北山公園内の53㎝を除き、他の地点はすべて130㎝でした。北山公園内の値が低いのは、公園内の田植え作業による可能性があると思われます
・pH(中性=7、酸性≦7、アルカリ性≧7を示す) →徳蔵寺橋下流は9.5と高めでしたが、他の地点は7.5前後と例年並みでした。徳蔵寺橋下流の値の原因については不明です。
・電気伝導度(EC;水に溶けている成分(イオン)の総量を示す。値が大きいほど水が汚れている) →北川が173~220、前川が122~150と例年並みでした。なお、空堀川をはじめ新河岸川水系では昨年、700を超える地点も散見されています。
・NO2-N(亜硝酸態窒素;川に流れ込む有機物(肥料など)の多さを反映する傾向がある) →徳蔵寺橋下流が0.1だった他は、例年同様、全地点で0.005でした。
・NH4-N(アンモニウム態窒素;下水、屎尿、工場排水などに由来し、これらの排水などの流入する汚れた水は高い値を示す。河川の上流水や湧水では0.05mg/l程度の値を、雨水で0.1~0.4mg/l程度を示す) →例年同様、すべての地点で0.2でした。
・水量 →測定誤差が大きいため、あくまでも参考値であると考えていますが、例年並みの水量だったと思われます。
5/18北山公園整備計画等意見交換会
5月18日(土)北山公園整備計画等意見交換会(いわゆる「川端会議」が開催されました。川端会議は市民団体や市民、市、指定管理者が北山公園の整備や保全をテーマに意見交換を行う場で、年3回、定期的に開催されています。北川かっぱの会からは、外来種の捕獲状況について報告しました(以下のファイル参照)。
5月18日の意見交換会では、昨年度完了した北山公園施設改修計画の基本設計内容についての報告とともに、今年度の実施設計の予定について説明がありました。昨年度固まったの基本設計の内容については、生物多様性の保全につながるような市民側の意見が大幅に取りれられた内容となっていました。また、実施設計は今後9年間、毎年、翌年度の工事内容について検討を行うことになりますが、今年度は今年度と来年度の工事で予定されている水路(水田・菖蒲田・バックヤード)や園路、菖蒲田木道などについて検討を行っていく予定です。9月に予定されている意見交換会では、水田内の水路(コンクリート製)の設計や子どもが水路で遊ぶことのできる区域とその設計について議論を行っていくこととなりそうです。(6月1日)
最近のコメント