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2/16川端会議に参加しました

 2月16日(土)北山公園整備計画等意見交換会(東村山市主催;いわゆる「川端会議」)が開催となり、16名(市4名、市民団体や一般市民など12名が参加)で意見交換が行われました。北川かっぱの会からは5名が参加しました。
 市からは、まず現在工事が進められている北山公園水路整備工事について説明がありました。これは、東屋の北側にある菖蒲田(7面分)について、株分け時に1面づつ水をぬくことができるようにするために、菖蒲田内に新たな水路等を設ける工事が実施されているものです(年度内に工事は完了する予定だが、通水試験の時期については現在のところ未定とのこと)。発端は2016年の「菖蒲まつり」終了後、早々に多くの面積の菖蒲田の水が抜かれたことでした。水が抜かれた原因は、東屋に近い菖蒲田の内、一番東側の1枚について菖蒲の株分け(次年以降の花付きをよくするための株分け)を行うために水が抜かれたとのことですが、菖蒲田の構造上、東屋側の連続した7枚の菖蒲田について水が抜かれてしまったのです。水が抜かれた時期はトウキョウダルマガエルの繁殖の時期でもあり、トウキョウダルマガエルに甚大な影響があったと推定されました。その後、この問題について市役所と議論を重ね、水路を改修(新設)することで、田面1面ごとに水を抜くことができるように工事を実施し、トウキョウダルマガエル等の在来種の保全につながることになったものです。
 次に、市から来年度事業の予定(3月議会で予算案について承認された後に正式に実施することになる)について説明があり、来年度は昨年度実施された一般市民向け「外来種バスターズ講座」に類似する講座等について予定しているとのことでした。実際の企画内容はこれから詰めていくことになります。また、上述の水路整備工事の完成に伴い、田面7面の内2面について休耕田とし、その管理委託(土壌改良など)を行っていく予定とのことでした。
 北川かっぱの会からは、2019年の外来生物の駆除案と「水と緑の掲示板」掲示案について説明を行いました。配布資料はコチラ→
 今回、最も議論となったのは、廃止された学校田をどうするのかという問題です。昨年末、北山公園の西側に位置する北山小と回田小の学校田が廃止になることが明らかになりました(約600㎡)。学校田で実際の作業を行ってきていた指導員が高齢化したこと等の理由により、学校田として維持管理していくことが困難になったとのことです。これまで市教育委員会が管理運営を行ってきていましたが、今後、学校田だったところをどうしていくのか、市みどりと公園課が主管課となって検討していくことになりますが、現在のところ市としての方向性は出ていない状況にあります。会議では、北山公園一帯の生物多様性や景観を保全し、優れた自然及び文化遺産を後世に残していくために、田んぼの形を残していくこと、田んぼを残していくために市民参加(ボランティア)を前提とした稲作の仕組みづくりを模索していくべきではないかなどの意見が出ました。
 学校田をどうしていくのかは、極めて重要な問題であると考えられることから、今後、当ブログでも関連情報をアップしていく予定です。(2月16日)

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