北川の在来種を宅部池に移入しました
秋晴れとなった11月5日(日)、北川の在来種を狭山公園宅部池に移入しました。狭山公園宅部池は2016年1月に2回目のかいぼりを行いましたが、このかいぼりでオオクチバス等の外来種やコイ等の国内移入種について駆除を行うことができました。ところが、これらの外来種や国内移入種が池を占有していた結果、在来種はギンブナやヨシノボリ等の限られた種だけが残っていた状況でした。このような状況の中、かつての宅部池の生態系や景観を取戻す一環として、北川の源流部にある宅部池に北川の在来種を移入することになりました。
当日の午前中、北川かっぱの会のメンバー6名(早朝に捕獲を行った2名を含む)がbirthの久保田さんとともに、北川やしょうちゃん池で魚の捕獲をしました。既に11月ということで、捕獲には苦労しましたが、ギンブナやヨシノボリ、ドジョウなどの捕獲を行うことができました(捕獲した魚;上の写真)。
狭山公園は今年で開園80周年を迎えていましたが、これを記念し、当日の午後のガイドウォークの中でこれらの在来種の放流を行いました。ガイドウォークは親子連れなど約80名が参加していましたが(写真中)、ガイドから外来種の問題点やかいぼりの意義、北川の在来種を放流する意義などの話があり、親子連れの代表者が北川の在来種の放流を行いました(写真下)。宅部池の生態系や景観が元の姿に戻っていくのを期待するものです。(11月5日)
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