北川と前川の水質調査結果
6月4日(日)に実施した、身近な川の一斉調査の結果(北川と前川分)です。
新河岸川水系水環境連絡会への報告書式はこちら →「2017kitagawamaekawa.xlsx」をダウンロード
北川や前川の結果の詳細な結果については、以下をご覧ください。
→「2017suisitutyousa.xls」をダウンロード
参考までに、昨年の結果を示せば、以下のとおりです。
→「2016suisitutyousa.xls」をダウンロード
以下、気づいた点を記します(未定稿)。
・COD濃度については、昨年はすべての地点で4でしたが、今年はほとんどの地点で2となり、一昨年以前の傾向と同様となりました(前川合流点前のみ4で、他は2でした)。昨年は、5月以降の高温と少雨傾向のため、数値に影響が出たのかもしれません。
・透視度は全般的に高い傾向が続いていますが、今年も大堰下流と北山公園内の数値が 低くなっている(後述する水量の減少の影響を受けている可能性が考えられます)のに加え、徳蔵寺橋下流の数値が低くなっています(何らかの廃水等の影響が出た可能性があります)。
・電気伝導度は、最終処分場のゴムシートからの汚染水漏れの診断などで活用されていますが、昨年や一昨年と比較し、低い数値が出ています(北川の平均値 一昨年246→昨年228→今年204、前川の平均値 一昨年202→昨年165→今年156)。
・亜硝酸態窒素は川に流れ込む有機物(肥料など)の多さを反映する傾向にあります。亜硝酸態窒素は、以前は0.005か0.01である傾向が続いていましたが、一昨年あたりからはそれよりも高い数値が出ています。今年は、前川の清水1丁目で0.2、北川の北山公園内親水広場で0.2、前川合流点前で0.5となっています。その原因について、検証していく必要があると思われます。
・アンモニウムについては、例年は何れの地点も0.2でしたが、今年は第一前川橋と徳蔵寺橋下で0.5でした。その原因について、検証していく必要があると思われます。
・水量については、測定誤差が大きいと思われることから、あくまでも傾向値としてとらえる必要があると思われますが、今年は北川、特に大堰下流や北山公園内の水量の減少が際立っています。北川かっぱの会では、北川へのアユの遡上を目標に「北川落差工解消プロジェクト」をスタートし、月1回、北川での水量の定点観測(前川合流点前)を始めていますが、今後の測定値の推移を見守っていきたいと考えています。(6月18日)
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