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2017年1月

井の頭池かいぼり報告会

20170129_160255 1月28日(土)の午後、三鷹市公会堂で「井の頭池かいぼり報告会」がありました。井の頭池では、2014年1月~3月と、2015年11月~2016年3月に「かいぼり」が実施されましたが、報告会では、池の自然が再生していく様子などについて報告がありました。「かいぼり」は、開園100周年(今年5月)に向けて「井の頭池を昔の姿に戻そう」と、都と市民活動団体などが取り組んできたもので、過去2回の「かいぼり」には、北川かっぱの会からも有志が参加してきました。

 報告会には300人以上の市民がかけつけ、「イノカシラフラスコモ」が約60年ぶりに確認されたこと、「かいぼり」後、モツゴやスジエビ、ギンブナなどの在来魚が増えてきていること、オオクチバスは一切確認されていないがアメリカザリガニが増え、カゴワナを使った防除に本格的に取り組んでいること、などの報告がありました。また、東京都西部公園緑地事務所の生物多様性保全に向けた施策の本気度、「かいぼり」を支える井の頭かんさつ会や井の頭かいぼり隊(都が募集)、そして認定NPO法人生態工房の熱意が伝わってくる報告会でした。

 報告会の内容の詳細(上の写真の資料集の中身)については、2月以降、東京都のホームページで公開されるとのことです。井の頭池では今年2017年12月~2018年3月に3回目の「かいぼり」が予定されています。(1月29日)20170128_134834

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かっぱ通信の号外を発行しました

昨年11月23日(祝)に開催された土木学会市民普請大賞で、北川かっぱの会が準グランプリを獲得しましたが、この時の状況を記事にした、かっぱ通信の号外を発行しました。

かっぱ通信の号外はこちら(pdf) →「20170122kappatuusinn-gougai.pdf」をダウンロード

北川かっぱの会では2月26日(日)17時~準グランプリ受賞の祝賀会+初代代表の三島さんの送別会を開催します(詳細については、2月上旬に決定予定)。(1月25日)

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北川の落差工を解消していく意義などについて

St00__dsc_0402 北川かっぱの会では、、「アユが遡上する北川」を目標に、北川の落差工(小さなダム)解消プロジェクトをスタートし、去る1月9日(祝)に、北山公園善行橋下にある魚道の下流側にある5箇所の落差工について調査を実施しました(写真上2枚;北出さん撮影)。北川かっぱの会では、1998年に北川の原風景を取り戻したいという想いを「未来の川へ・北川復元プラン」という冊子にまとめしたが、市や市民とともにこの冊子の内容を基に議論しながら2005年に北山公園善行橋下の落差工を解消する魚道の完成に至っています。しかし、善行橋下の魚道より下流側に、あと5箇所の落差工があることから、前川合流点まで遡上している魚類(アユなど)が北山公園まで遡上できずにいます。

St04__dsc_0012_2 落差工は、川底の安定や流速の軽減、河床勾配の調整等の必要性から川底に設置される構造物ですが、この内、流速を軽減する効果は思ったほど期待できないこともわかってきています。それよりも魚類等の水生生物の往来を阻害するデメリットの方が大きいと思われ、生物多様性を保全していく上からも問題であると考えられます。川底の勾配と周辺の地形、護岸の構造等を見ながら、問題がなければ積極的に落差工を取り除く方法を検討していくことも必要であると思われます。

Dsc_2064 落差工の撤去が困難な場合には、落差工を自然の早瀬のような形状に改良し魚の往来を可能にしていく方法があります。たとえば、落差工を曲面を持つ緩やかな勾配のスロープにして表面に石を配置する方法(粗石付双斜曲面式魚道=北山公園善行橋下の事例;写真下;北出さん撮影)や、落差工を魚道が上り下りできるよう小さいステップに多段化する方法(多段式)などが有効であると言われています。

 北川かっぱの会では、1月9日に実施した調査結果をまとめた上で、各落差工に適する工法の検討などを行った上で「市民プラン」としての落差工解消策についてまとめていく予定です。(1月22日)

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北川の落差工調査(その2)

 1月9日(祝)に北川の落差工の調査を行いましたが、調査を行ったのは、北山公園善行橋より下流側にある落差工5箇所です(写真は北出さん撮影;なお関連情報は1月13日付ブログ参照)。上流側から、

西武園線鉄橋下St00__dsc_0362

西武線鉄橋の下流(鉄橋下の落差工から約100m下流)St01__dsc_0342

保生橋下St02__dsc_0237

山下橋下流St03__dsc_0153

北川・前川合流点上流St04__dsc_0013

の5箇所です。この5箇所の調査結果についてまとめた上で、それぞれの落差工に最適な改善策(工法)についてまとめていく予定です。(1月17日)

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北川の落差工調査

St02__dsc_0218 北川かっぱの会では、「アユが遡上する北川」を目標に、北川の落差工(小さなダム)解消プロジェクトをスタートしました。北川かっぱの会では、1998年に北川の原風景を取り戻したいという想いを「未来の川へ・北川復元プラン」という冊子にまとめしたが、市や市民とともにこの冊子の内容を基に議論しながら2005年に北山公園善行橋下の落差工を解消する魚道の完成に至っています。しかし、善行橋下の魚道より下流側に、あと5箇所の落差工があることから、前川合流点まで遡上している魚類(アユなど)が北山公園まで遡上できずにいます。St02__dsc_0272

 1月9日(祝)の午後、7名で、これら5箇所の落差工を調査しました(写真は北出さん撮影)。調査は、淡水魚研究家の君塚さんのご指導の下、各落差工の現状(寸法など)や流量などについて実施しました。これらの調査結果をまとめた上で、各落差工に適する工法の検討などを行った上で「市民プラン」としての落差工解消策についてまとめていく予定です。(1月13日)St04__dsc_0006





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3月中旬までの活動予定

 3月中旬までの活動予定を掲載します。2月以降については、追加のイベントが入る可能性がありますので、当ブログで最新の情報を入手していただくようお願いいたします。

1月9日(祝) 10:30~12:00 臨時定例会(東村山駅西口サンパルネ3階談話コーナー)→北川の落差工解消策や北山公園の水抜き問題、北山公園と八国山見どころマップ(掲示板)などについて話し合います。

1月9日(祝) 12:30頃~15:00頃 北川の落差工の調査(東村山駅西口サンパルネ3階談話コーナー集合) →北川の落差工を解消(魚道化)していくための基礎調査を実施(自転車で移動、なるべく胴長の着用をお願いします) 雨天の場合には、1/29(日)13時~に順延

1月14日(土)9:00~11:00 定例川そうじ(北山小正門前集合);雨天中止

1月28日(土)13:30~15:30 井の頭池かいぼり報告会の参加 →詳細は12月16日付のブログ参照

2月4日(土)10:00~12:00 川端会議(ふるさと歴史館) →北山公園周辺の環境整備について、市、市民、市民団体の話合いの場。誰でも参加可能です。

2月4日(土)17:00~19:00 定例会(茫々亭) →2017年度の活動方針と4月頃までの活動の詳細について検討します。終了後、茫々亭で新年会を開催予定。

2月5日(日)10:30~14:30 富士見・南台小土曜講座(野鳥観察) 八国山と北山公園を支援(雨天中止)

2月11日(土)9:00~11:00 定例川そうじ(北山小正門前集合);雨天中止

2月12日(日) 13:00~15:30 狭山公園わいわいミーティング(西武・狭山丘陵パートナーズ主催) →要申込み

2月19日(日)13:00~15:00頃 かっぱ通信116号の印刷・発送作業

2月25日(土)11:00~12:00頃 北山公園と八国山見どころマップ編集作業(八国山たいけんの里)

2月25日(土)16:00~18:30 総会(廻田公民館を予定)

2月26日(日)PM かっぱウォーク(空堀川と柳瀬川合流点、北川の落差工) →詳細については後日発表

2月26日(日)夕方~ 土木学会市民普請大賞準グランプリ獲得の祝賀会+前代表・三島さんの送別会 →詳細については後日発表

3月11日(土)9:00~11:00 定例川そうじ(北山小正門前集合);雨天中止

3月12日(日)9:00~12:00 狭山公園「湧水の池」清掃&生き物調査(狭山公園集合)

3月18日(土)春のうららかウォーキング(主催;狭山公園パークセンター)に協力(お昼前後に北山公園のガイドを行う予定)

皆様方の参加をお待ちしております(1月8日;1月29日一部追加

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八国山緑地で工事が始まっています

20170102_140508 八国山緑地で多様な生物が生息する公園づくり関連の工事がはじまっています。昨年度、都の事業で八国山の保全や利用計画案を検討してきましたが、その内容が固まり、来年3月頃にかけ、工事が実施されることになりました。具体的には、二つ池周辺を重点地区にして水辺の保全や萌芽更新による雑木林の保全を図り、併せて里山体験林を整備。その他の区域についても常緑樹の伐採や下草の管理等で雑木林の保全を図っていく樹林ゾーンと、原っぱを中心とした草地ゾーンとしていくなどの内容となっています。今後の工事の状況について見守っていきたいと考えています。(関連記事;昨年2月28日、7月24日、10月23日、12月28日付ブログ)。(1月4日)20170102_140453

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あけましておめでとうございます

20170101_070240あけましておめでとうございます。

 今年が皆様にとって、また北川流域にとってよい年となることをお祈りしたいと思います。

 今年も「八国山、北山公園一帯の緑の保全と、その前を流れる北川の清流復活」を目指し、初心に立ち返って活動していきたいと思いますので、皆様方のご理解、ご協力をいただけますと幸いです。

 今年も、様々なイベントで、皆様方の参加をお待ちしております(写真は元旦の朝に多摩湖堰堤から撮影)。(1月1日)

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