2016年を振り返って
今年も残すところあとわずか。今年は皆様にとってどのような年だったでしょうか。北川かっぱの会にとっても、今年は様々なことがありました。以下、今年の重大ニュースを振り返ってみました。
土木学会・市民普請大賞で準グランプリを獲得! →21年もの長きにわたり、行政をリードしながら市民協働方式で地域の自然を保全してきたこと、全国に先駆け「サラリーマン調査方式」により魚道設置の効果検証を行ったことなどが評価されました(関連記事11月23日、27日付ブログ)。
北川・八国山・北山公園「いきものマップ」を発刊! →北川かっぱの会創設20周年を記念し、会の総力を挙げて編集、発行しました。「いきものマップ」は5月20日付の読売新聞多摩版でも紹介されました(関連記事4月14日、5月20日付ブログ)。
八国山で多様な生物が生息する公園づくりがはじまる →昨年度、都の事業で八国山の保全や利用計画案を検討してきましたが、その内容が固まり、この12月~来年3月頃に工事が実施されことになりました。具体的には、二つ池周辺を重点地区にして水辺の保全や萌芽更新による雑木林の保全を図り、併せて里山体験林を整備。その他の区域についても常緑樹の伐採や下草の管理等で雑木林の保全を図っていく樹林ゾーンと、原っぱを中心とした草地ゾーンとしていくなどの内容kとなっています。生物多様性を評価していくための保全種(絶滅危惧種等)や指標種(生物多様性を評価していくための指標となる種)を定め、今後、モニタリングを行っていくことになります(関連記事2月28日、7月24日、10月23日付ブログ)。
狭山公園・宅部池で「かいぼり」を実施 →北川源流部の宅部池で「かいぼり」が行われ、北川かっぱの会をはじめ多くの市民団体が参加して外来生物の駆除と在来種の救出を行いました(関連記事1月17日、18日、20日、22日付ブログ)。
北山公園・菖蒲田の水抜きでカエルの繁殖に甚大な影響か →希少種トウキョウダルマガエルの繁殖には、産卵からオタマジャクシの時期まで、水田のような水環境が存在することが必要です。北山公園では、これまでトウキョウダルマガエルなどの希少種が繁殖することのできる菖蒲田の水環境が維持されてきました。ところが、今年は6月の「菖蒲まつり」が終了後、トウキョウダルマガエルの繁殖の時期であるのにもかかわらず、早々に多くの面積の菖蒲田の水が抜かれました。水が抜かれた原因は、東屋に近い菖蒲田の内、一番東側の1枚について菖蒲の株分け(来年以降の花付きをよくするための株分け)を行うために水が抜かれたとのことです。この件については、現在、市役所との情報共有化や改善策について協議中です(関連記事9月28日付ブログ)。
盛況だった北山わんぱく夏まつり →天気に恵まれ参加者も多かったのですが、今年の夏まつりでは、実行委員会で議論した結果、「北山わんぱく夏まつり宣言」を打ち出し、またカヌー遊びの乗船年齢制限(小学生以上)や北川ウォークの保護者同伴(幼児)などを実施しました(関連記事8月2日、6日、8日、9日付ブログなど)。
外来生物の捕獲作業で、多くのウシガエルを捕獲 →4年目に入った外来生物の捕獲作業ですが、今年はウシガエル成体43、ウシガエル幼生192、アカミミガメ2などの捕獲を行いました。
今年の捕獲結果(wordファイル) →「20161203.docx」をダウンロード
(関連記事10月19日、12月7日付ブログ他)
北川クリーンアップで捨てられた賽銭箱を発見! →10月16日に開催された秋の北川クリーンアップで善行橋のたもとに賽銭箱が捨てられていました。いったい誰がここまで運び、捨てたのでしょうか(関連記事10月16日付ブログ)。
土曜講座で多くの子どもたちの環境学習を支援 →今年も魚とり、虫とり、ヤゴの救出、ホタル観察、野鳥観察などを通じて、多くの子どもたちの遊び、学習を支援しました(関連記事;5月、6月、7月、9月、11月のブログに多数の記事を掲載)。
今年も多くのボランティアの支援をいただきました →北山わんぱく夏まつりをはじめ、北川クリーンアップ、土曜講座、外来生物駆除、……それぞれの活動は今年も多くのボランティアの支えにより、より充実した内容となりました。来年は、さらにボランティアの裾野を広げていくべく計画を立て実践してきたいと思います。
以上、いかがだったでしょうか。 今年1年間のご支援に深く感謝させていただきます。皆さん、どうかよい年をお迎えください。(12月28日)
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