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北山公園整備計画等意見交換会に参加しました

 9月3日(土)、北山公園整備計画等意見交換会(いわゆる「川端会議」;東村山市主催)が開催されました。市や市民団体、市民、関係団体など総勢約20名の参加者で北山公園の環境保全策を中心に意見交換を行いました。北川かっぱの会からは4名が参加しました。

 今回は、北山公園の生物モニタリング調査結果

「20160903tyousakekka.pdf」をダウンロード

を基に、保全対象種・目標種について、意見交換を行いました。保全対象種・目標種は、今後、北山公園の生物多様性の状況を把握していくために、中長期的にモニタリング調査を実施していくもので、鳥類(ゴイサギやフクロウなど28種)や両生類(トウキョウダルマガエルなど5種)、魚類(ヨシノボリやアユなど9種)、昆虫類(アキアカネやヒグラシなど27種)、水生生物(モクズガニ、カワニナ)、植物(アズマツメクサやカワジシャなど12種)などから絶滅危惧種を含め、広範囲に定めていく方向としました。

 また、保全対策案

「20160903hozenntaisaku.pdf」をダウンロード

については、北川かっぱの会より意見

「20160903kappanokaiikenn.pdf」をダウンロード

を提出し、意見交換を行いましたが、特に、追加⑤として示した「トウキョウダルマガエルなどの両生類にとって重要な生息空間となっている菖蒲田やハス田について、水田と同様な水の管理(少なくとも8月いっぱいは水を抜かないなど※)が必要と考えます。 →ショウブの株分け作業を行うため、今年は水路の南側の菖蒲田全域の水が、菖蒲まつり終了後、間もない時期から抜かれ、両生類などの希少生物にとって甚大な影響を与えたと考えられる。北山公園に生息、生育する希少生物が絶滅してしまっては元も子もないことから、菖蒲田等について、水を抜く時期や区域について再考し、慎重に対応すべきと考える。ショウブとトウキョウダルマガエルなどの希少生物との折り合いをどう図っていくのか、十分な議論が必要と考える。」

に意見が集中しました。 

現在の菖蒲田の構造では、各たんぼ別個に水路からの注水・排水ができず、数枚のたんぼを連結して水を注排水している。そのため、今年は株分けを行うために、ひとつのたんぼの水抜きだけではなく、数枚のたんぼの水を抜くことになったとのことでした。来年以降、本年と同様な過ちを繰り返さないために、市からの関係情報をオープンにしていくことを前提に、様々な手段を考え講じていく必要性があると思われました。また、菖蒲田を維持していくために、地域の生態系に大きな負担をかけている点について、広く周知していく必要があること、北山公園のあり方の議論を再度行っていく必要のあること、現在実施されている北山公園の水環境(水量確保)の調査結果をうけて、株分け時の水抜きの問題を検討していく必要があること(次回の2月の川端会議まで、期間が空きすぎるので、その前に臨時的な報告検討会を開催することも含め)などについて、活発に意見交換が繰り広げられました。(9月4日)

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