北川と前川の水質調査結果
6月5日(日)に実施した、全国一斉調査の結果(北川と前川分)です。
新河岸川水系水環境連絡会への報告書式はこちら → 「suisitu_2016houkoku.xls」をダウンロード
北川や前川の結果の詳細な結果については、以下をご覧ください。
→「2016suisitutyousa.xls」をダウンロード
参考までに、昨年の結果を示せば、以下のとおりです。
→「2015suisitutyousa.xls」をダウンロード
以下、気づいた点を記します(未定稿)。
・COD濃度については、すべての地点で4となりました(昨年以前は、狭山公園内が4、その他は2という傾向が続いていました)。今年は、5月以降の高温と少雨傾向が続いていたことが影響していたかもしれません。
・透視度は全般的に高い傾向が続いていますが、今年も大堰下流と北山公園内、特に大堰下流の数値が 低くなっています(後述する水量の減少の影響を受けている可能性が考えられます)。
・電気伝導度は、最終処分場のゴムシートからの汚染水漏れの診断などでも耳にする項目ですが、例年(昨年)と比較し、低い数値が出ています(北川の平均値 昨年246→今年228、前川の平均値 昨年202→今年165)。
・亜硝酸態窒素は川に流れ込む有機物(肥料など)の多さを反映する傾向にあります。亜硝酸態窒素は、以前は0.005か0.01である傾向が続いていましたが、昨年あたりからはそれよりも高い数値が出ています。今年は狭山公園内では0.005と低くなっていますが、その他の地点0.02以上の地点が大半となっています。その原因について、検証していく必要があると思われます。
・アンモニウムについては、例年どおり、どの地点も0.2でした。
・水量については、狭山公園内の北川や清水1丁目の前川で昨年よりもかなり少なくなっていました。また、北川では昨年より、特に大堰下流や北山公園内の水量の減少が際立っていますが、5月以降の高温と少雨傾向が続いていたことが影響していたかもしれません(調査日の前夜から雨となりましたが、流出係数の大きい中下流部の流域では、雨水が比較的早く川に流れ込み、例年の水量となった可能性があります)。
(6月19日)
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