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多摩湖堤体にシバザクラを植えようとする動きが

20160110_123051 多摩湖堤体にシバザクラを植えようとする動きがあります。12月の東村山市議会でも議題となりました。シバザクラを植えようとする理由は、「観光の振興」ということのようです。シバザクラは購入費用も安く、維持管理も楽との説明(地元の自治会が維持管理を行うという説明)で、試し植えをしてほしいという要望が推進派から出ているようです。多摩湖堤体の土地所有者は東京都水道局であることから、東村山市からシバザクラを植えることについて、都水道局に打診している状況のようです。市議会の記録録画を見ている限り、表立った反対はないようにも見受けられました。

 だが、待ってほしい! シバザクラを植えることを止めてほしい! 多摩湖堤体がシバザクラの花で染まることなど想像するだけでも不快です! ……実は多摩湖の堤体上で希少な植物が発見されたのをご存知でしょうか。多摩湖堤体には、ノジトラノオやクサレダマ、コケリンドウなどの絶滅に瀕した希少な植物が生育していましたが、平成15年~21年にかけて実施された堤体の耐震強化工事により、姿を消してしまいました。しかし、堤体の中にはそうした植物の種子が未だに残っており、一昨年から昨年にかけて、ミノボロスゲとスズサイコという希少種が相次いで発見されました。現在、多摩湖の堤体には多くの外来生物が繁茂している状況にありますが、埋土種子から見たこの場所の潜在的な質は高く、管理を上手にやっていけば狭山丘陵の生物多様性の向上に大きく貢献するものと考えられます。

 昨年末、北川かっぱの会と東大和市環境を考える会、狭山丘陵の環境を守る連絡会議との連名で、都水道局あて「多摩湖堤体の希少な野生植物の保全に関する申し入れ」を提出したところです。北川かっぱの会としては、「観光の振興」という一時的な利益の追求ではなく、「生物多様性が豊かな狭山丘陵を次世代のために保全していく」ことの方が重要であると考えます。(1月12日)20160110_123102


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