アカミミガメ防除講習会に参加しました
9月26日(土)~27日(日)、都立武蔵国分寺公園で開催された「第4回アカミミガメ防除講習会(主催;認定NPO法人生態工房、西武・武蔵野パートナーズ)」に参加しました。今回も「ワナの設置や回収、計測、記録」など実技講習付きの有意義な内容で、受講者は西武・武蔵野パートナーズやNPO birth、学生の方々など、主催者等も含め総勢30名強の講習会となりました。
北川かっぱの会からは、この3年間のアカミミガメ防除の取組状況と今後の課題などについて報告を行いました。
報告内容の概要はこちら(パワーポイントデータ) →「20150926akamimigamesiryou.pptx」をダウンロード
今回の講習会では、アカミミガメの法規制の現状や普及啓発活動のポイントなど、どれもとても参考となるものでしたが、今回、北川かっぱの会として特に印象に残った報告は、和亀保護の会からあった兵庫県内での日光浴ワナの取組みやアカミミガメを食べたり肥料として再利用しようとしている取組みです。日光浴ワナについては、北山公園でも取組みをはじめたところですが、兵庫県内では、多くの市民、学生が様々な形の日光浴ワナの試作を行っていることに驚きました。今後は、北山公園しょうちゃん池や狭山公園たっちゃん池でも新たな日光浴ワナを試作し、アカミミガメの捕獲を強化していきたいと強く思いました(写真上は国分寺公園内に設置された日光浴ワナ)。また、アカミミガメを食べる試みについても興味深かったですが、カメを食べる習慣のない北川流域で同様のイベントを行うのは厳しいのではないかと思いました。一方、アカミミガメを肥料として再利用する試みは、北川流域でも行っていく価値があるのではないかと思いました。
その他、27日には、公園内の池で曳網による生き物の捕獲を行いました(写真下)。捕獲物は小型のモツゴが多く、他に若干のフナなどでしたが、最後に50㎝クラスのコイも捕獲することができました。全般的にとても有意義な講習会だったと思いますが、多摩地域の公園を管理する担当者が多く参加していたことから、主催者とともに、今後のアカミミガメ防除の促進につながっていくことを強く希望するものです。(9月27日)
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