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2014年12月

2014年の重大ニュース

今年も残すところあとわずか。今年は皆様にとってどのような年だったでしょうか。北川かっぱの会にとっても、今年は様々なことがありました。以下、今年の重大ニュースを振り返ってみました。

 かっぱ通信100号発行記念祝賀会の開催 →1995年に北川かっぱの会が創設されて以来、発行してきた機関誌「かっぱ通信」が100号の発行に至りましたが、その100号発行の記念祝賀会を1月25日に開催しました。当日は、会員をはじめ、渡部東村山市長をはじめ多数の市役所の方々や、かっぱの会の魚応援団の君塚さんはじめ関係者の方々、西武狭山丘陵パートナーズの方々、はっちこっくメイト自然部会や空堀川に清流を取り戻す会をはじめ市内のボランティア団体の方々など総勢80名ほどの方々に参加いただき成功裡に終了することができました。今後は200号発行を目指していきたいと思います。なお、かっぱ通信100号達成と記念祝賀会の模様は、3月14日付け読売新聞(多摩版)で紹介されました。

 東京都から感謝状 →当会の北川クリーンアップや環境学習支援活動など、永年の河川ボランティア活動が評価され、7月27日に東京都建設局長から感謝状をいただきました。今後も感謝状の名に恥じない活動を行っていきたいと思います。

 アカミミガメの目視個体数が減少 →昨年春からスタートした北山公園「しょうちゃん池」のアカミミガメ駆除。今年になってから見かけるアカミミガメの数が減ったという声が届くようになりました。来年も駆除活動を継続していきますが、効率的に捕獲していくためには、捕獲方法(アミの種類、エサ、アミの設置場所など)の改善の余地はありそうです。なお、この2年間の捕獲状況について、12月20日に開催された「淡水ガメ情報交換会(神戸市立須磨海浜水族園・生態工房・東邦大学主催)」の場で発表しました。

 北山公園内の希少種ほか在来生物の保全に新たな課題が →北山公園周辺に生息する絶滅危惧種トウキョウダルマガエルの実態調査が行われ、遺伝子が引き継がれていくためには極めてきわどい個体数しか残っていない実態が明らかになりました。一方、生息数の実態は明らかになっていないものの、特定外来生物のウシガエルの数が増えたという声が多数届いており、在来生物が生息することのできる環境を復元していく必要性が高まっています。当面、北山公園内での通年の水確保策や市民による水田の維持管理、外来生物の駆除などについて継続して検討、実践していくことになります。

 他団体との連携で市民向けに活動状況をアピール →NPO法人・生態工房との連携により東村山で「アカミミガメ防除講習会」を開催することができました。また、八国山たいけんの里自然部会の編集協力で北山公園内に設置の「水と緑の掲示板」の「北山公園・八国山見どころマップ」を季節ごとに掲示することができました。さらに、西武・狭山丘陵パートナーズ主催の春のうららかウォーキングで、北山公園や北川の自然ガイドを行い、多くの市民に活動状況等についてアピールするとともに、狭山公園内「湧水の池」の生き物調査を多くの市民とともに実施することができました。

 盛況だった北山わんぱく夏まつり →今年も多くの市民や子どもたちが参加し、盛況でした。カヌー遊びや北川ウォーク(魚とり)、八国山虫とりハイク、ザリガニ釣りなどどれも大盛況でした。子どもたちが夢中になって遊んでいる姿があちこちで見られました。北川水族館では東京湾から遡上してきたと思われるモクズガニが目をひくとともに、当日捕獲したアカミミガメの姿に多くの市民が足を止めていました。今年もカヌー遊び開催のために行う川の堰き止め作業、堰の撤去作業を、多くのボランティアの手により実施することができました。

 盛況だった北川クリーンアップ →春の北川クリーンアップでは、市内のサッカークラブのメンバーが多数参加し、盛況でした。毎月実施している定例川そうじも子どもを含めた若いメンバーの定期的な参加が見られるようになりました。なお、ゴミの量は減少傾向にはなく、また割れたビンなどの危険物も散見される状況です。

 土曜講座で多くの子どもたちの環境学習を支援 →今年も多くの子どもたちの遊び、学習を支援しました

 他団体の取組みを支援しました →1月末に実施された「井の頭池のかいぼり」に参加し、活動を支援しました。また、空堀川上流部の工事に伴う流水量の減少に関し、水量確保を目指す署名への取組みを行いました。

今年も多くのボランティアの支援をいただきました →北山わんぱく夏まつりをはじめ、北川クリーンアップ、土曜講座、100号記念祝賀会、アカミミガメやオオフサモ駆除、……それぞれの活動は今年も多くのボランティアの支えにより、より充実した内容となりました。来年は、さらにボランティアの裾野を広げていくべく計画を立て実践してきたいと思います。

以上、いかがだったでしょうか。

今年1年間のご支援に深く感謝させていただきます。皆さん、どうかよい年をお迎えください。(12月28日)

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淡水ガメ情報交換会に参加しました

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 12月20日(土)、千葉県習志野市の東邦大学で開催された「淡水ガメ情報交換会(主催;認定NPO法人生態工房・東邦大学理学部地理生態学研究室・神戸市立須磨海浜水族園)」に参加しました。この情報交換会は、アカミミガメ等の防除に対する各地の取組みや最新の研究成果についての発表を基に意見交換や情報交換を行うもので、我が国では最先端の取組みや研究成果について触れることのできる唯一の情報交換会です。当日は100名弱の参加者がシンポジウムに参加し、夜の懇親会も含め、熱心に情報交換などを行いました。情報交換会を通して、淡水カメの産卵や食性、生態についてはわからないことが多いこと、アカミミガメ等外来生物の駆除を優先的に行うべき場所についての議論が必要なことなどを理解することができました。また、多くの同士と知り合えることができ、たくさんの元気の素をもらったような気がします。

 なお、20日の情報交換会では、北川かっぱの会より、この2年間、北山公園しょうちゃん池や北川で実施してきたアカミミガメ等の防除策について発表を行いました。

当日のパワーポイント資料(ダイジェスト版)はコチラ →「20141220kitagawakappanokai.pptx」をダウンロード

 北川かっぱの会では、来年以降もより深化した内容で、外来生物の防除を推進していきたいと思います。(12月23日)

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かっぱ通信105号を発行しました

 12月21日(日)、6名でかっぱ通信105号の印刷、発送作業を行いました。今回は、今年の外来生物の捕獲状況や北川のゴミ調査結果のまとめ、かっぱウォークや富士見・南台小土曜講座、秋の北川クリーンアップの記事などが掲載されています。会員の皆様には、今週、お手元に届くと思われます。「かっぱ通信105号」は東村山市内の公民館や八国山たいけんの里などでも入手することができます。(12月21日)

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12/21かっぱ通信の印刷作業、夜は茫々亭クリスマス

12月21日(日)13:30~15:00頃 かっぱ通信105号印刷・発送作業(廻田公民館) を行います。人数が多いほど作業が楽になります。お手伝いしていただける方、歓迎します。直接、廻田公民館にお越しください。

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空堀川植物目録

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 空堀川を愛してやまない神山みつ江さんより、「空堀川植物目録」をいただきました。

 神山さんは、勤務先を早期退職、大学に社会人入学し陸水学の研究室で学んだそうです。卒業論文で空堀川の植物調査を行いまとめましたが、卒業後も図鑑とカメラ、ノートを持ち歩き、10年以上にわたり空堀川(東大和市→東村山市→清瀬市)の植物を調査し続けました。2004年~2014年春まで空堀川を23の区間に分けて出現する植物464種についてまとめあげ、このほど自費で「空堀川植物目録」を出版されました。学術的に見て、とても貴重な研究の成果であると思います。頭が下がります。巻頭では実際にあった植物の写真が多数、掲載されています(写真の撮影は北川かっぱの会の北出篤さん)が、それぞれの植物の表情がとてもよく表現されていると思いました。

 都市河川である空堀川は、断流や外来生物の繁殖など、大きな問題を抱えていますが、神山さんの成果が未来の川づくりに確実につながっていくと思われます。今後のますますのご活躍に期待するとともに、北川かっぱの会として神山さんの成果を今後の川づくりに生かしていきたいと思います。(12月14日)

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新河岸川魚類調査結果

  新河岸川水系水環境連絡会より、北川の下流にあたる新河岸川水系の生き物調査調査結果(2014年版)が届きました。調査箇所は以下のとおりとなります(Excelはシート毎にまとめられている)。

・寺尾調節池(川越市)
・蛇島調節池(富士見市)
・朝霞の湧水(朝霞市)
・柳瀬川下流部(志木市)
・朝霞調節池(朝霞市)

調査結果の概要は以下のとおりです。

「sinngasigawaikimonotyousa2014.xls」をダウンロード

(12月10日)

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投網講習会

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 よく晴れていたものの風が冷たかった12月6日(土)、江戸川の新八水路界隈で投網の講習会が開催されました。淡水魚研究者の君塚さんの呼びかけで実現したもので、北川かっぱの会からは精鋭?5名が参加しました。江戸川新八水路界隈は、君塚さんをはじめ、新八水路自主生物調査団の皆様方が、長期間にわたり月1回、投網を打ちながら定期的に棲息している魚類の調査を行っている所で、今回はその活動に参加させていただきながら、投網の講習会を開催したものです。参加者は、陸の上や水中で、飯島さんや君塚さんから適切な助言をいただきながら、投網の打ち方の基本を覚えることができました(忘れないうちに反復練習を繰り返す必要があるとは思いますが)。魚はなかなか捕獲することができませんでしたが、最後の最後に森田さんがボラを捕獲することができよかったと思います。講習会終了後は、金町で夜遅くまで懇親会(忘年会)に参加させていただき、とても楽しいひと時を過ごすことができました。20141206_144254

 全般を通じて、とても有意義な体験となりました。新八水路自主生物調査団の皆様方をはじめ、君塚さんや飯島さんなど、関係者の皆様方に感謝したいと思います。ありがとうございました。(12月7日)20140913_143953

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2月中旬までの活動予定

 2月中旬までの活動予定を掲載します。皆様方の参加をお待ちしております。

12月6日(土) 10:00~15:00投網講習会(江戸川(柴又近くの新八水路付近);9:10京成線柴又駅集合) →参加を希望する場合には、あらかじめメール等でお知らせください

12月13日(土) 9:00~11:00 定例川そうじ(北山小正門前集合)

12月20日(土)午後~ 淡水カメ情報交換会(東邦大学習志野キャンパス) →シンポジウムでは、北川かっぱの会の取組み(北山公園でのアカミミガメ捕獲について)を発表します。詳細は下記を参照。

http://www.eco-works.gr.jp/kk_2015.html

12月21日(日)13:30~15:00頃 かっぱ通信105号印刷・発送作業(廻田公民館) →お手伝いしていただける方、歓迎します。直接、廻田公民館にお越しください。

(広告)12月21日(日)夜 茫々亭忘年会

1月10日(土) 9:00~11:00 定例川そうじ(北山小正門前集合)

1月24日(土) 時間未定 富士見・南台小土曜講座(野鳥観察会)を支援(開催日時変更の可能性あり)

1月24日(土)17:00~定例会(茫々亭) →2015年の活動方針などについて話し合います(開催日時変更の可能性あり)

2月7日(土)10:00~12:00 北山後援整備計画等意見交換会(東村山市主催;通称「川端会議」) →北山公園や北川の整備や保全について、市民団体、市民、市役所との意見交換会。どなたでも参加可能です)

2月14日(土)9:00~11:00 定例川そうじ(北山小正門前集合)

(12月3日)

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