アカミミガメ防除講習会
7月19日(土)~20日(日)「アカミミガメ防除講習会(主催;認定NPO法人生態工房、協力;北川かっぱの会)」が開催されました。
今年は、東村山駅前サンパルネで座学、北山公園しょうちゃん池で実習が開催されました。座学ではNPO法人カメネットワークジャパンの小菅康弘さんより「在来カメの現状と外来カメの防除の意義」について、生態工房の佐藤さんや片岡さんから防除計画、防除事例、法制度、普及啓発活動の話がありとても興味深い内容のものばかりでした。また、北川かっぱの会からは、北山公園の防除の実際についてお話をしました。
北山公園での実習では、普段仕掛けを行っている「カメもんどり」に加え、張網(定置網)や、遮光型カゴ網、アナゴ用の網も仕掛けました。20日の網の回収への期待感はかなり高まりましたが、捕獲の結果は以下のとおりです。
カブトニオイガメ1(♀背甲長150mm、腹甲長105mm) →写真左側のカメ;北山公園では初めて捕獲した外来種。誰かが廃棄したと思われる
クサガメ1(♀背甲長126mm、腹甲長105mm)
ウシガエル(成体1、幼生19)
アメリカザリガニ 約40
モクズガニ 8
その他、モツゴ、ギンブナ、メダカが多数、ドジョウ、トウヨシノボリ、スジエビ、テナガエビなども捕獲しました。
今回、アカミミガメの捕獲には至りませんでしたが、カブトニオイガメを捕獲したことがおおきな驚きでした。
意見交換の中では、しょうちゃん池の特性として、池の形状が人工的でカメが棲みたいと思うような場所が少なく、罠設置のポイントがわかりづらいという指摘がありました。アカミミガメの絶対数が減少している中ではより自然に近い形での池の改良(ワンドのようなものを岸部につくるなど)も必要ではないかと思いました。
全体を通して、とても有意義な講習会であったと思います。企画を持ち込んでいただいた生態工房の皆様や、いろいろな情報を教えていただいた参加者の皆様に深く感謝したいと思います。どうもありがとうございました。北川かっぱの会では、今後も継続して外来生物の駆除に取り組んでいきたいと考えています。今後も皆様方との連携をお願いいたします。(7月21日)
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コメント
おつかれさまでした。参加できずに残念でございました。モクズガニ8匹にビックリ!
投稿: 佐藤まさたか | 2014年7月23日 (水) 17時48分