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身近な川の一斉調査結果(6/8)

6月8日に参加した全国一斉調査結果(北川と前川の分)を掲載します。

最近5年間のCODの推移、今年の川ごとの数値(3つのシートに分かれています)→「2014suisitutyousa.xls」をダウンロード

新河岸川水系水環境連絡会への報告書式→「suisitu_2014houkoku.xls」をダウンロード


北川を中心に、いくつか気づいた点を記載します。

① 透視度は100㎝以上が望まれるところです。今年は、調査前日も含め大雨が続いたことから、、全般的に透視度が高くなりました(ただし狭山公園内の北川を除く)。

② COD濃度は水中の有機物含有量の目安となります。きれいな水の目安としてCOD濃度が2ppm以下というのがありますが、大雨が続いたこともあり、狭山公園内の北川を除き、2ppmという結果でした。

③ アンモニウムイオン(NH4-N)については、生活廃水による汚水の指標で、きれいな水の目安としては0.5以下の数値が望まれます。アンモニウムイオン(NH4-N)については、北川も前川もすべての地点で0.2という水準でした。

④ 亜硝酸イオン(NO2-N)については、アンモニウムイオンの酸化や硝酸イオンの還元により生成し、有機物の多い還元的な環境で数値が高くなり、きれいな水の目安としては0.05以下の数値が望まれます。今年は北川、前川ともすべての調査地点で0.01以下となりました。

⑤ 電気伝導度については、水中に溶解する無機イオンの総量を示す指標で、100程度の数値が望まれます。北川、前川とも例年100を上回っていますが、今年は165~260という結果でした。

 

以上です。なお、今年は大雨の中での調査だったことから、水底生物については調査を実施しませんでした。以上について、皆様方のご見解をお聞かせいただけますと幸いです(6月18日)。

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