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2013年12月

2013年の重大ニュース

 今年も残すところあとわずか。今年は皆様にとってどのような年だったでしょうか。北川かっぱの会にとっても、今年は様々なことがありました。以下、今年の重大ニュースを振り返ってみました。

 「かっぱ通信100号」の発行 →1995年に北川かっぱの会が創設されて以来、18年間にわたり発行してきた機関誌「かっぱ通信」が100号の発行に至りました。12月11日付けの東京新聞多摩版では、関連記事が大きな扱いで紹介されました。来年1月25日には「かっぱ通信100号発行記念 祝賀会」の開催を予定しております。会員外の方も多数参加予定ですので、多くの方々の参加をお待ちしております。

 外来生物の駆除対策でアカミミガメの駆除をスタート →4月末から10月中旬にかけ、北山公園「しょうちゃん池」で繁殖を始めているミシシッピアカミミガメの駆除をスタートしました。また、5月と10月には、北川で繁殖しているオオフサモ(一部区間)の駆除作業を行いまいた。アカミミガメもオオフサモも防除活動は長期戦となることが予想されます。

 損保ジャパン環境財団から助成金の交付を受けることにより、環境保全活動をパワーアップすることができました →北川かっぱの会では、今年1年間、「北川流域の特定外来生物の防除と地域住民への啓発活動」というプロジェクト名で損保ジャパン環境財団からの助成金を受けることができ、アカミミガメを中心とした防除活動を強力に推進していくことができました。関係者の皆様方に深く感謝させていただきます。

 北山公園内の深井戸設置工事を断念! →北山公園に通年で流水を確保することにより、生き物の生息環境が大幅に改善されると期待されていました。設置工事を中止せざるを得なかったのは、北山公園周辺では地表面下380mより深いところには帯水層(水を含む層)が存在しない可能性が極めて高く、仮に取水することができたとしても取水可能量は微量であるt推定される、との論文が見つかったことです。今後は水量確保のための代替措置について検討していくことになります

 他団体との連携で市民向けに活動状況をアピール →NPO法人・生態工房との連携により「北山わんぱく夏まつり」や小学校土曜講座「北川魚とり」で外来生物の問題点などについて小学生にアピールすることができました。また、八国山たいけんの里自然部会の編集協力で北山公園内に設置の「水と緑の掲示板」の「北山公園・八国山見どころマップ」を季節ごとに掲示することができました。さらに、西武・狭山丘陵パートナーズ主催の春のうららかウォーキングで、北山公園や北川の自然ガイドを行い、多くの市民に活動状況等についてアピールすることができました。

 盛況だった北山わんぱく夏まつり →今年も多くの市民や子どもたちが参加し、盛況でした。カヌー遊びや北川ウォーク(魚とり)、八国山虫とりハイク、ザリガニ釣りなどどれも大盛況でした。北川水族館では東京湾から遡上してきたと思われる大きなモクズガニが目をひくとともに、当日捕獲したアカミミガメの姿に多くの市民が足を止めていました。今年もカヌー遊び開催のために行う川の堰き止め作業、堰の撤去作業を、多くのボランティアの手により実施することができました。

 北川クリーンアップは春のみ実施 →春の北川クリーンアップでは、55名ほどで川そうじを行いましたが、秋のクリーンアップは雨で中止となりました。毎月実施している定例川そうじでは、ゴミの量は減少傾向にはなく、また割れたビンなどの危険物も散見される状況です。

 土曜講座で多くの子どもたちの環境学習を支援 →今年も多くの子どもたちの遊び、学習を支援しました。参加する子どもたちの低学年化が進んでいます。

 多摩湖緑地の整備・管理・活用のための議論が本格化しました →北川流域内の重要な緑地である「多摩湖緑地」について12月のワークショップで本格的な議論が始まりました。今後は市や原風景を守る会、北川かっぱの会などの関係団体、一般市民などを交え、議論を深めていくことになると思われます。

今年も多くのボランティアの支援をいただきました →北山わんぱく夏まつりをはじめ、北川クリーンアップ、土曜講座、アカミミガメやオオフサモ駆除、……それぞれの活動は今年も多くのボランティアの支えにより、より充実した内容となりました。来年は、さらにボランティアの裾野を広げていくべく計画を立て実践してきたいと思います。

以上、いかがだったでしょうか。

今年1年間のご支援に深く感謝させていただきます。皆さん、どうかよい年をお迎えください。(12月28日)

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宅部池の流出口のネットが改良されました

 狭山公園「たっちゃん池」から北川に流れ出る水路に設置されているアミ(オオクチバス流出防止用)が新型のものになりました(写真参照)。アミは、北川かっぱの会等からの要請により5年前に設置されましたが、このたび、新型の頑丈なものに付け替えられました(しかも3箇所に設置)。狭山公園パークセンターの皆様に、北川に代わり、深く感謝させていただきます。(12月23日)

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市民協働で雑木林の維持管理を

 多摩湖緑地や八国山をはじめ、狭山丘陵では各地で雑木林の維持管理が問題となっています。雑木林の維持管理については、様々な議論があるところですが、北川かっぱの会の永島さんが「雑木林と人々の関わり」と題して専門誌に投稿し、掲載された記事を紹介します。解決に向けてのキーワードは、やはり「市民協働」ということになりそうです。

「zoukibayasironnbunn.pdf」をダウンロード

 本稿は、専門誌「北方林業通巻第763号(2012年10月)」(北方林業会)に掲載されたものです。東村山の里山(雑木林)を例に、生物多様性の視点から昨今の雑木林についての取り組みや問題点等の実態を、一般の方にもわかりやすく述べたものです。

 多摩湖緑地をはじめ、市内の雑木林の保全について議論が深まっていくことを期待したいと思います。(12月19日)

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12/22茫々亭クリスマス、1/25かっぱ祝賀会

 12/22(日)18時~「茫々亭クリスマスパーティー」です。今年は羊の丸焼きだそうです。3000円で料理+1ドリンク付きだそうです。

 1/25(土)、19時~「かっぱ通信100号発行記念祝賀会」が開催となります。こちらの方への参加もよろしくお願いいたします(会員以外の方も多数、参加予定です)

詳しくは→「20140125syukugakai.docx」をダウンロード


(12月17日)

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損保ジャパン環境財団に「助成・完了報告書」を提出しました

 北川かっぱの会では今年1年間、損保ジャパン環境財団より「環境保全プロジェクト助成」を受けていましたが、本日、その「完了報告書」を提出しました。

→完了報告書「20131215sonnpojapannhoukokusyo.doc」をダウンロード

(ブログに掲載することのできるファイルの容量が限定されているため、写真についてはすべて削除したファイルとなっています)

助成金をいただくことにより、北川流域のアカミミガメ駆除ほか、外来生物の防除活動全体を、大幅にパワーアップすることができました。関係者の皆様方に深く感謝させていただきます。(12月15日)

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狭山公園わいわいミーティングに参加しました

 12月7日(土)の午前中、第5回「狭山公園わいわいミーティング」が開催となりました。今回は、たっちゃん池の西側にある「湧水の池」周りの整備と保全をメインテーマにしてワークショップが行われました。約15名の参加で、全体的に楽しく、有意義な情報交換等が行われました。

 現地見学の後のワークショップでは、実に様々な意見、アイデアが出ましたが、湧水の池関係では、「サンショウウオやホタルが生息することのできる環境づくり……池の深さ(深いところ、浅いところ)、水際処理(穏やか傾斜の場所も必要、草が茂っている)、後背地も含めて考える、アメリカザリガニの継続的な駆除、利用と保全のバランスをどこでとっていくのか、……」などの意見が出されました。今後は、西武・狭山丘陵パートナーズで目標の設定(守るべき生き物は何なのか)、利用計画と保全計画のバランスをどうとっていくのかなどの検討を基に、整備計画図を作成し、再度意見交換を行っていくことになりそうです。

 来年3月には、湧水の池の生き物調査、落ち葉拾い、アメリカザリガニの駆除を予定しているとのことです。しばらく目の離せないプログラムとなりそうです。(12月13日)

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北川かっぱの会の活動が東京新聞の記事で紹介されました

12月11日付けの東京新聞、多摩版で北川かっぱの会の機関誌「かっぱ通信」が100号の発行に到ったなどの内容の記事が掲載されました。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20131211/CK2013121102000111.html

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せせらぎの郷多摩湖緑地ワークショップ

 12月1日(日)「せせらぎの郷多摩湖緑地ワークショップ」が開催となりました。約20名の参加でした。多摩湖緑地は、狭山公園の近く、回田小学校の北側に位置し、里山としての暮らしが息づいていた地域で、湧水があり、雑木林とせせらぎと田んぼ、……様々な生き物と共にあった暮らしをしていた地域です。そんな里山としての姿をどう残していくか?こうありたい姿をみんなで描こう!……ということでワークショップが行われました。

 午前中は「東村山の原風景を守る会」のガイドによる緑地内の散策、そして落ち葉かきを行いました。 みんなで熊手を持って集めた落ち葉かきはあっという間に終了しました。この里山で唯一、今でも薪で煮炊きや風呂にはいる生活をしておられるIさんからもお話をお聞きしましたが、薪割りから様々な家のメンテナンスも、力仕事を一人でこなす彼女は「運動になるよ!」と笑っておられました。

 午後はワークショップで、「 何があれば行ってみたい場所になるのか?」、「 人がもっともっと集うためにどうしたらよいか?」、「 必要なモノは何か?」などの切り口から、様々な意見を出し合いました。全般的に、「多摩湖緑地の価値をどうしたら伝えたらいいのか」、「楽しみながら参加することが重要」
という意見が多数を占めました。
 今後は、当日出た多数の意見を基に多摩湖緑地の「青写真(整備計画、維持管理計画、市民の利用計画、文化の伝承に関する計画、広報計画、市や市民団体(市民)との役割分担計画、予算計画(助成金の活用計画)」を総合的に検討していくことになると思われます。また、これまでは市と原風景を守る会との間で「多摩湖緑地の保全管理に関する協定書」に基づき、緑地の維持管理を中心に原風景を守る会が維持管理作業を行ってきましたが、上記のような総合的な計画を推進していくためには、もっと幅広い検討を行うことのできるような組織(たとえば、市といくつかの市民団体、市民との協議会)の中で検討していく必要があるとも思われました。
 いずれにしても、今回のワークショップは、やらなくてはならない事が明確になった意義深いものだったと思われました。(12月8日…多忙なため、報告が遅くなったことをお詫びします)

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11/30東京新聞の取材がありました

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 11月30日(土)の夕方、茫々亭でかっぱ通信100号発行に関連した取材を受けました。写真はその時に撮影した「かっぱ通信」1号~100号までの写真です。東京新聞に掲載される記事を楽しみにしたいと思います。

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11/30かっぱウォーク・菩提樹池ほか

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 11月30日(土)の午後、多摩湖の北側の丘陵を5人で歩きました。

 「狭山丘陵フェア」の最終日、「SAYAMA HILLS(西武・狭山丘陵パートナーズで発行しているフリーペーパー)」に掲載されていた下山口駅 →中氷川神社 →古民家付き農園corot →アルペンルート 菩提樹田んぼ →菩提樹池 →西武球場前駅を約2時間かけて歩きました。晩秋の紅葉を楽しみながら、意外とりっぱな中氷川神社、結婚披露宴の二次会で多くの若者が盛り上がっていたcorot、歴史を感じさせてくれたアルペンルート(地下を狭山湖からの導水管が走る)、なつかしい風景が広がる菩提樹田んぼ、土砂で埋まっていたところを地元有志の人々が復活させた菩提樹池(写真)など、思いの外、充実した内容のコースだったと思います。多摩湖緑地などの保全事業にも参考となる内容だったと思います。

 北川かっぱの会では、来年も狭山丘陵の見どころを歩くウォークを計画したいと思います。(12月1日)

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