6月2日に参加した全国一斉調査結果(北川と前川の分)を掲載します。
最近5年間のCODの推移、今年の川ごとの数値→「2013suisitutyousa.xls」をダウンロード
新河岸川水系水環境連絡会への報告書用の書式→「suisitu_2013houkoku.xls」をダウンロード
水生生物の調査結果→「2013suiseiseibutu.xlsx」をダウンロード
北川を中心に、いくつか気づいた点を記載します。
① 透視度は100㎝以上が望まれるところです。今年は、調査日前日まで雨が少なく、特に北川上流部(狭山公園内、大堰下の北山小前)の透視度が近年になく低い数値でした。
② COD濃度は水中の有機物含有量の目安となります。きれいな水の目安としてCOD濃度が2ppm以下というのがありますが、北川では少雨が影響したためか、また大堰での取水が影響したためか、狭山公園内、大堰下の北山小前が4ppmとなっていました。他の地点は例年と変わらない傾向と思われました。
③ アンモニウムイオン(NH4-N)については、生活廃水による汚水の指標で、きれいな水の目安としては0.5以下の数値が望まれます。アンモニウムイオン(NH4-N)については、北川も前川も一部の地点を除き0.2という水準でした。
④ 亜硝酸イオン(NO2-N)については、アンモニウムイオンの酸化や硝酸イオンの還元により生成し、有機物の多い還元的な環境で数値が高くなり、きれいな水の目安としては0.05以下の数値が望まれます。北川、前川ともすべての調査地点で0.05以下となっていますが、例年同様、調査地点ごとのバラツキが大きい傾向にあります。。
⑤ 電気伝導度については、水中に溶解する無機イオンの総量を示す指標で、100程度の数値が望まれます。北川、前川とも例年100を上回っていますが、今年は一部の地点で例年より数値が高い傾向にありました。
⑤ 水底生物については、例年見られるものに加え、アメリカツノウズムシやフロリダマミズヨコエビなど、外来種が見られました。例年同様、少し汚れた水に生息する水底生物が主体となっています。
以上です。皆様方のご見解をお聞かせいただけますと幸いです(6月16日)。
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