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2013年2月

野火止用水毎木調査報告書が届きました

 東村山植生研究会より、北川かっぱの会あて、「野火止用水の保全に係る毎木調査報告書」が届きました。報告書の内容の骨子は下記のファイルのとおりです(ファイルが重たいのでファイルを3分割しています)。

「nobidome1.pdf」をダウンロード

「nobidome2.pdf」をダウンロード

「nobidome3.pdf」をダウンロード

野火止用水を保全していくための基礎資料として、樹木を1本、1本、2年間をかけて調査を行った力作です。頭が下がります。最後の提言のところい記されている内容には思わず頷いてしまいました。北山公園のしょうちゃん池奥の保全区域でも毎木とまではいかなくても、動物も含めた大雑把な調査ができればとは思います。(2月27日)

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3/2(土)かっぱの会総会の議案書です

  北川かっぱの会では、3月2日(土)16時より「廻田公民館」で総会を開催し、2012年の活動の総括や2013年の活動方針、決算案、予算案などについて議論します。その議案書案は下記のとおりです「2013soukaigiannsyoann.doc」をダウンロード


皆様の参加をお待ちしております。

 以下、参考までに今年の活動方針の概要を記します。
①昨年から議論の「北川ルール」では、「草刈りルール」、善行橋より下流の「落差工の改善策」、コイへのえさやりの問題を中心に検討を行っていき、5月には一応の完成形にしたいと思います。
②外来生物等の防除では、北山公園「しょうちゃん池」周辺でのアカミミガメの防除と縄文宅部橋周辺のオオフサモの駆除を重点的に進めたいと思います。実施にあたっては、昨年末に当選した損保ジャパン環境財団の助成金を活用することとします。
③環境調査関係では、魚類や水底生物、水質、ゴミなどの調査を継続していくとともに、新たにアカミミガメの駆除活動に併せて北山公園や北川での外来生物調査や「しょうちゃん池」奥の動植物調査にも取り組みたいと思います。
④北山わんぱく夏まつりやクリーンアップについて、より参加しやすい、ボランティア参加しやすい形を目指していきます。
⑤アカミミガメ対策やわんぱく夏まつり、クリーンアップ、水と緑の掲示板の編集など、ボランティア募集の拡大、強化をしていきます。
⑥かっぱ通信は、4月に外来生物特集号を、10月に100号記念号を発行したいと思います。また100号記念イベント開催や(会員の)シルバー支援隊の結成を検討していきたいと思います。
⑦環境学習の支援では、引き続き小学校土曜講座等のプログラムを支援していくとともに、「八国山・北山公園の生き物観察ガイド」の活用や、オオクチバス、アカミミガメ、オオフサモなど特定外来生物に関係する学習プログラムも実践していきたいと思います。
⑧上記の課題等を解決していくために、引き続き、川端会議(東村山市主催)、狭山三公園管理運営協議会等(西武・狭山丘陵パートナーズ他)に積極的に参加し、提案や意見交換を行っていきたいと思います。また、八国山たいけんの里自然部会や東村山の原風景を守る会、生態工房、柳瀬川流域川づくり懇談会等との連携を継続していきたいと思います。

(2月24日)

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多摩湖緑地意見交換会に参加しました

 快晴の天気ながら寒風が吹き荒れていた2月16日(土)、第2回多摩湖緑地意見交換会に参加しました(主催;東村山市+東村山の原風景を守る会)。当日は約20名(北川かっぱの会からは5名)が参加し、雑木林の維持管理などについて学習や意見交換を行いました。

 午前中は現地の見学と作業(雑木林の落ち葉掃き)を行い、午後は東京農工大学名誉教授の相場先生のお話を聞き、意見交換を行いました。相場先生からは、雑木林が放棄された後、現状の姿になってしまった理由(下草刈りの放棄→陰樹の生長→雑木林の崩壊)などについて解説があり、今後の維持管理について多数のアドバイス(萌芽更新を計画的に実施、下草刈りを的確に実施など)をいただきました。また、伐採した樹木を地域で活用していくべきであることを強調されていました。意見交換の場では、特に若い世代の人材育成いついて、学校を巻き込んだ雑木林の活用について、造園業や役所の造園職の人を見方に付けていくこと、などについて活発な議論がありました。

 全体を通して、多摩湖緑地の雑木林の伐採計画(帯状の択伐が現実的か)を定め、チェーンソーを使える人を5人くらい確保し(2日間の研修で免許が取れそうですが、3万円程度の実費がかかることがネックか)、伐採した樹木を地域で活用していくことをはじめてもいいのではないかと思いました。また、笹狩りも含めたボランティアの募集を強力に行っていく必要性があると思われますが、市の外郭団体または民間主導のNPO法人を立ち上げ、緑や水辺の維持管理等を行う人材の募集や研修を行っていくようなシステムづくりを早急に立ち上げていくのが人材確保の近道ではないかと感じました。(2月19日)

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2/17かっぱ通信97号の印刷、発送作業

 2月17日(日)13:30~15:00頃、廻田公民館で「かっぱ通信97号」の印刷、発送作業を行います。会員の皆様方のサポートをお願いします。少しの時間だけでもお手伝いしていただけると助かります。なお、発送作業終了後、「アカミミガメ対策会議」を実施予定です。今回はアカミミガメ駆除作業の段取りの確認と、備品購入の打合せを行う予定です。

 また、3月2日(土)16:00~18:00頃、総会を開催します。2012年の総括、2013年の活動方針、決算報告、予算案などについて検討予定です。皆様方の参加をお待ちしております。(2月13日)

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ボランティア募集!

一緒にボランティアしませんか! 皆様の参加をお待ちしております。

3/2(土)11:00-12:30水と緑の掲示板「北山公園・八国山見どころマップ・春編」編集作業(八国山たいけんの里)

4月末~10月 しょうちゃん池のアカミミガメ駆除作業(北山公園しょうちゃん池) →月1回程度、カゴ網を仕掛け、翌日回収する作業。未経験者も大歓迎。 →4/27~28(予備調査)、5/18~19、6/1~2、7/13~14、8/3~4、9/14~15、10/19~20実施で検討中

3/23(土)8:00~11:00 春のうららかウォーキングで展示する魚の捕獲や来場者への説明。未経験者も大歓迎。

3/9、4/13(土) 9:00~11:00 北川の川そうじ(北山小正門前)

コメントに記載、HPからメールで、または直接かっぱの会のメンバーにお知らせください。(2月10日)

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北川の魚道設置に関係する条例が制定されました

 東村山市の12月市議会で「東村山市準用河川管理施設等の構造の技術基準に関する条例」が制定されました。

http://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/gikai/katsudo/gikai_09_gian-kekka/h24/gikai2412.files/2412-57.pdf

 この条例は、地域の自主性や自立性を高めるため、これまで都などで定めていたと思われる河川管理施設等の技術基準について、それぞれの市町村で定めることとしたもので、公園や公営住宅等の整備基準などと同様な趣旨で基準を市独自で定めることとなったものと思われます。市内の準用河川=市が管理は北川のみで、新たに制定された基準では第6条で「床止めを設ける場合において、魚類の遡上等を妨げないようにするため必要があるときには、規則で定めるところにより魚道を設けるものとする」、そして規則では「魚道の構造は、次に定めるところによるものとして魚類の遡上等に支障のないものとすること。 →床止めに接続する河床の状況、魚道の流量、魚道において対象とする魚種等を適切に考慮したものとすること」と記載されています。

 この条例が制定されたことにより、北川の落差工がすべて解消されるわけではありませんが、「法文形式上」魚道の設置が認められたことになり、後は予算どりを横目で見つつ、また市民協働の形で魚道の設置について検討していくことになると思われます(本当は条例制定の前に相談してほしかった!)。現実的には、市の予算計画で魚道を設置していくのは極めて困難と思われ、蛇篭に玉石を詰めたものを試験的に、とりあえず魚道1箇所で設置していく方向で検討を始めることになりそうです。

 北川の善行橋より下流にはあと3箇所の落差工があり、この場所で魚等の遡上ができない状況となっています。この落差工が解消されれば、北山公園にも東京湾からアユ等が遡上してくることが夢ではなくなります。ともあれ、ここにきて魚道について微かながら見通しが出てきたことは喜ばしいことで、今後は識者への意見聴取や市役所との調整などを経て、実現に向けてがんばっていこうと思います。(2月6日)

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北山公園整備計画意見交換会に参加しました

 2月2日(土)、北山公園整備計画意見交換会(いわゆる「川端会議」;北山公園や北川の整備や保全についての市民、市民団体、市との意見交換会)に参加しました。当日は北川かっぱの会から4名が参加し、全体では約20名で意見交換を行いました。以下、当日のトピックスを拾ってみました。

 市より、来年度予算で北山公園内に深井戸を掘る予算が認められたという報告がありました。深さ500mほどの井戸を掘り、北山公園に通年で水を流そうとするものです。現在、年間を通して流水がある状態ではありませんが、昨年の工事でできた水溜まりにより動植物にとって望ましい環境に近づいてきていました。今回の工事により、北山公園界隈の動植物にとってさらに望ましい環境になることが想定されます。

 市より、昨年11月に実施した北川のオオフサモ駆除作業の状況について写真を中心とした報告がありました。北川かっぱの会からも1月中旬に実施したオオフサモ調査の結果を報告しました。今後は、11月に実施した駆除箇所の下流側のオオフサモ駆除について、長期戦で対応していくことになりそうです。

 北川かっぱの会が提案している「北川ルール」について、この5月に最終的にまとめ、成果を流域に掲示するなどの対応を行っていくことになりました。残り3ヵ月で、コイなどへのエサやりや川の草刈り方法の実際、北川への魚道の設置方法の実際などを中心に詰めていくことになりそうです。

 しょうちゃん池でアカミミガメの防除を、長期戦を覚悟で本格的に行っていくことになりました。

 北山公園の設置の「水と緑の掲示板」について、今年も継続して「北山公園・八国山見どころマップ」の掲示を行っていくとともに、新たに「外来生物の解説」を行っていくことになりました。また、一般市民が感動した場面などを写した写真の掲示(しょうちゃん池で写した鳥の写真や鉄道線路脇のホタルブクロなど)していくことになりました(掲示方法のルールについては市とともに今後検討)。

 北山公園の環境保全策(水溜まりや流水環境の整備、アカミミガメ駆除など)の実施に伴い、公園の魚類や水生生物、昆虫、鳥類などの実態について定期的に把握し、その効果について情報発信していくのがいいのではないか、という意見が大勢でした。

 市役所の三上部長他の方々が退職を迎えられるとの報告がありました。関係者の皆様方には大変にお世話になり、感謝しております。4月以降は、ボランティアの立場で引き続き、北山公園や北川の環境保全にご支援、ご協力いただけますと幸いです。

(2月3日)

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