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2012年9月

アカミミガメ防除講習会に参加しました

 9月29日(土)の午後~30日(日)14時過ぎまで、アカミミガメ防除講習会(NPO法人・生態工房主催)に参加しました。これは、北山公園内「しょうちゃん池」で繁殖をはじめているアカミミガメの駆除を行っていくための情報収集を行っていくことを主目的として参加したものです。

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 講習会では、井の頭池にワナ(カゴアミ)を仕掛け、翌日捕獲することを実際に体験することを中心としたもので、とても有益なものでした(写真上;仕掛けた網の回収をしているところ)。船に乗りながら網を仕掛け、回収していくという慣れない作業でしたが、何とか亀を捕獲することができました。

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 捕獲することができたのは、アカミミガメの他、クサガメ、スッポン、ブルーギル、モツゴなどでした(写真中;捕獲したクサガメ、写真下;捕獲したアカミミガメ、スッポン、ブルーギル)Dscf0723


 講習会では、カメネットワークジャパンの小菅さんによる「固有種イシガメの危機」、生態工房の片岡さんによる「防除の実践」、和亀保護の会の西堀さんによる「ミシシッピアカミミガメの駆除による在来種のカメ類の生息状況の変化」の各講演もあり、どれもとても参考となる内容でした。この他、捕獲したカメの見分け方、標識(番号表示方法)、計測方法の実習もあり、とても充実した内容であったと感じています。主催者の生態工房の皆様方、各講師の方々に深く感謝したいと思います。

 北川かっぱの会では、来年、北山公園「しょうちゃん池」や北川 のミシシッピアカミミガメの駆除に向けて、行動計画の策定や助成金の申請、ボランティアの確保、市役所との調整などを行っていきたいと思います。(9月30日)

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12月までの活動予定

12月までの活動予定を掲載します。11月以降の予定については、今後変更や追加が出てくる可能性がありますのでご注意ください。

9月29日(土)~30日(日) アカミミガメ防除講習会(生態工房主催)に参加予定

10月6日(土) 午前中 北山小・トンボとりとヤゴいかだつくり

10月13日(土) 9:00~10:30頃 定例川そうじ(北山小正門前集合);雨天中止

10月13日(土) 13:30~15:00頃(廻田公民館) かっぱ通信95号印刷・発送作業 →サポーター求む

10月21日(日) 10:00~12:00 秋の北川クリーンアップ →詳細は市報掲載

10月28日(日) 多摩湖緑道ウォーク(狭山公園パークセンター主催) →狭山公園→緑道→野火止用水→玉川上水→残堀川→昭和記念公園を廻る約13キロのウォーク

11月 3日(土・祝) かっぱウォーク 東村山駅改札口10時スタート→八国山→北山公園→12時頃「茫々亭」(会費制でBBQ予定)。雨天の場合のスケジュール変更は当日9時までに「かっぱブログ」に掲示します。

11月10日(土)9:00~10:30頃 定例川そうじ(北山小正門前集合);雨天中止

11月17日(土) 9:00~14:00目途(縄文遺跡公園そばの「宅部遺跡橋」集合;長靴等着用、軍手(ビニール手袋)持参;北川のオオフサモ駆除(多摩湖町内に大繁殖している特定外来生物「オオフサモ」を駆除予定。今回は北川に重機を入れて駆除を行う予定です。重機の作業員の方も含め、全員ボランティアで作業を行う予定です。川で駆除したオオフサモを岸辺に揚げるため、また作業中にオオフサモの断片が下流に流れないようにするため、多数のボランティアを募集します。) →10月22日付ブログも参照してください。赤地部分は10/28修正

11月24日(土) 15:30~17:00頃 定例会(茫々亭) →3月頃までの活動予定について検討します(どなたでも参加可能です) →11月17日(土)15時頃からの開催に変更;10/28修正

12月 8日(土) 9:00~10:30頃 定例川そうじ(北山小正門前集合);雨天中止

12月 9日(日) 狭山公園わいわいミーティング(狭山公園パークセンター主催)

(9月27日) 

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北川のゴミの量の推移

 北川かっぱの会では、毎月第2土曜日の午前中に「川そうじ」を実施しています(北山小前~西武園線鉄橋下)。川そうじが終了した時にゴミの仕分けを行い、そのゴミの量の計測を行なっていますが、このほど平成24年度の調査結果(10月~9月)がまとまりましたので、公表します。(添付ファイル;松村さん提供)。

 ゴミの量は平成16年度をピークに減少しているものの、ここ何年かは大幅に減少するような傾向にはなく、24年度は前年度と比較し、若干増加しました(下記のファイルを参照)。

「gomisuii2012.xls」をダウンロード   

 また、ゴミの内、缶やペットボトルなど「特定ゴミ」の本数は平成15年度をピークに減少しているものの、いまだに年間120本程度以上がゴミとして収集されているような状況です。またビン、ワンカップ等の「危険ゴミ」が22年度まで減少傾向にあるかに思われましたが、23年度以降増加した点が注目に値します(今年度は、切り口が天を向いたビンも散見されました)。これでは、子どもたちが安心して川で遊べないのではないかと危惧してしまいます(下記のファイルを参照)。

「gomiutiwake2012.xls」をダウンロード

 北川かっぱの会では、子どもたちが安心して遊ぶことのできる、地域の住民が愛着をもつことのできるような北川の川づくりを目指しています。その一環で「北川ルール(案)」も提案しています。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。(9月23日)

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「八国山・北山公園見どころマップ」秋編の掲示をはじめました

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 9月15日(土)、北山公園に設置の「水と緑の掲示板」の「八国山・北山公園見どころマップ」について、夏編から秋編に衣替えしました(写真参照;なお、パソコンで閲覧の場合、画像をクリックすると画像が拡大表示されます)。秋編では、秋に見ることのできる花やキノコ、昆虫などを中心が掲示してあります。編集にご協力いただきました「八国山たいけんの里自然部会」の皆様方、本当にありがとうございました。(9月19日)

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北山小土曜講座を支援

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 9月15日(土)、真夏並みの気温、天気となった週末、北山小学校の土曜講座「北川の魚とり」を支援しました。児童と保護者等、そして北川かっぱの会など総勢約20名で北川の魚とりをしました(写真;パソコンで閲覧の場合、写真をクリックすると写真が拡大表示となります)。手網を使い「ガサガサ」で魚とりをしましたが、最初は採取方法に慣れない子どもたちも、だんだん上手に採れるようになってきました。自分で魚を捕った瞬間の子どもたちの嬉しそうな姿が印象的でしたDscf0711


北川流域、いや日本の川の生態を護っていくためには、この一瞬、一瞬の体験がとても大事だと思います。どうか、この原体験を大切に大人になってほしいと思います。今回は、札幌の櫻井さん、仙台の永島さん、野口町の岡田さんなどが講師役をつとめましたが、多くの保護者の方々のサポートもあり、無事終了することができました。保護者の方々のご協力に感謝させていただきます

 なお、当日は富士見・南台小の土曜講座も予定されていましたが、諸般の事情により、中止となりました。またの機会に楽しい魚とりやトンボとりを体験をしてもらえればと思います。(9月16日)

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北川のオオフサモ(9月)

 北川のオオフサモ(特定外来生物)が大繁殖しています。Dscf0709


昨年の5月と10月、オオフサモの駆除を行った多摩湖町大野鮮魚店脇の北川で特に繁殖しています(写真)。今年の早春の段階では、ほんの一握りのオオフサモしか繁殖していなかったのですが。オオフサモの根がしっかりと残っていたせいもあるかもしれません。今後の対応策について、市と相談をはじめました。北川かっぱの会としては、一刻も早く北川からオオフサモがなくなることを期待したいのですが、駆除は長期戦となる気配です。(9月12日)

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八国山わいわいミーティングに参加しました

 まだまだ残暑が厳しかった9月9日(日)、八国山わいわいミーティングに参加しました(主催;西武・狭山丘陵パートナーズ)。市民団体や一般市民、都西部公園緑地事務所、市役所、主催者など約20名強で、午前中は八国山見学ツアー、午後は多摩湖ふれあいセンターで公園づくりのワークショップや意見交換を行いました。当日出た主な意見は下記のとおりです。なお、主催者からは壮大なプランを作っていこうという話があったことから、すぐ実現には至らないと思われる提案も多くありました。

・八国山緑地と北山公園との行き来ができるよう、ひだまり広場から東側に下ったあたりから西武線を渡って北山公園にいくようなルートができないか(人も動物も)。

・ふたつ池の汚泥やゴミをとりのぞき、柵の外側と一体的な管理(樹木や草、水量などの管理)ができないか(池の生き物調査も必要)

・高圧線下の雑木林の萌芽更新については、八国山の動植物を守っていくためにも慎重に対応(試行的な伐採、エリア毎の植生状況を見極めながら伐採方法を検討など)していく必要がある。

・大人に見守られながらも、子どもが自然の中で楽しく遊ぶことのできる施設計画やプログラムが必要(木登り、駆け上り、落葉プール、隠れ家、ソリ遊びなど)。

・八国山の名前の由来を感じさせる展望場所や、北山公園を眺めることのできる場所の確保。

以上の他にも多数の提案があり、とても意義ある楽しいミーティングだったと思います。(9月9日)

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川端会議で報告のあった重要事項

 9月1日(土)に開催された北山公園整備計画意見交換会(注)で、北川かっぱの会から提案した「北川ルール(案)」が議論されました(注;市民、市民団体、市が北山公園等の整備について意見交換を行う場で年3回開催される。北川かっぱの会では、当初よりこの会議のことを「川端会議」と呼んでいる)。→詳細は9月2日付けの当ブログを参照。

 当日は「北川ルール(案)」以外で、重要な報告がいくつかありましたので、紹介します。

市役所より

・現在の「北山公園整備計画」については平成13年に策定され、予算付けや管理を行ってきていますが、策定後の状況の変化(例;特定外来生物の防除、絶滅の危機に瀕している絶滅危惧種の保護、公園施設のバリアフリー化、しょうちゃん池やその下流水路の改変など)に対応していく必要もあることから、来年度に見なおしの議論を行い、26年度から新しい整備計画の基に予算策定や管理を行っていくという話がありました。

狭山公園パークセンターより

・狭山公園「たっちゃん池」に設置の吊り下げ式「人工産卵床」(3月~7月17日設置)の設置の効果が出てきている。新規に発生するオオクチバスの誕生を抑制できるようになってきている(ここ3年間の設置で抑制率が上昇している)。以前行った魚類調査(掻い掘り)と人工産卵床の設置等の効果により、たとえばトウヨシノボリの個体数が着実に回復してきているといううれしい話がありました。また、今年も「たっちゃん池」から流出しているオオクチバスはないとの報告もありました。

・「八国山わいわいミーティング」に参加を(9月9日 9:30~15:00)。どなたでも参加可能です。 →「20120909.pdf」をダウンロード

(9月5日)

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川端会議で「北川ルール」について議論しました

 9月1日(土)に開催された北山公園整備計画意見交換会(注)で、北川かっぱの会から提案した「北川ルール(案)」が議論されました(注;市民、市民団体、市が北山公園等の整備について意見交換を行う場で年3回開催される。北川かっぱの会では、当初よりこの会議のことを「川端会議」と呼んでいる)。当日は市(みどりと環境課、道路維持課)、市民団体、一般市民、狭山公園パークセンターなど約20名で意見交換を行いました。

 当日の議論をふまえ、「北川ルール(案)」について、下記の添付ファイルの内容に更新しました。更新した内容について、更にご意見等をいただけますと幸いです。なお、この更新案を基に9月15日(土)午前に開催予定の流域の各自治会長様あての説明会(10/21北川クリーンアップの参加要請)の機会に「北川ルール(案)」の説明を行い意見交換を行う予定です。

更新した「北川ルール(案)」 →「20120902kitagawaru-ru.doc」をダウンロード

 主な意見としては下記のようなものがありました。

草刈りについて

・川の草刈りについて、具体的にどのように刈るのか(どの部分をどのように残すのか)示していく必要がある(水際から1mの範囲など、…)。空堀川の実例も参考にしたらどうか。

・刈り残しておくところに看板を設置し、なぜ刈り残しているのか、その効果は何なのかなど、説明していくのがよいのではないか。

・実際に草刈りを行う人に対する指示方法(仕様書、……)も考えていく必要がある。

採取後の特定外来生物

・死なせ方(安楽死)についても考えていく必要がある。

若い人たちへの教育

・ザリガニとり、魚とりなどを通して、子どもたちに地域の自然を体験させていくことが何より大事である。

全般的に

・「北川ルール(案)」の冒頭部分に理念(例;人と自然との共生を目指す、…)を入れるとわかりやすいのではないか。

・市民からの提案という形でまとめることができれば、市内での先駆的な事例ということで市も注目しているところ。

・北川で「北川ルール」が策定されれば、市内の他の河川にも同様な動きが広がっていくことを期待。

(9月2日)

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