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身近な水環境の全国一斉調査結果

 6月3日に参加した全国一斉調査結果(北川と前川の分)を掲載します。

最近5年間のCODの推移、今年の川ごとの数値→「2012suisitutyousa.xls」をダウンロード


新河岸川水系水環境連絡会への報告書用の書式→「suisitu_2012houkoku.xls」をダウンロード

水底生物の調査結果→「2012suiteiseibutu.xls」をダウンロード

北川を中心に、いくつか気づいた点を記載します。

① きれいな水の目安として透視度が100cm以上というのがありますが、北川の大堰から下流で数値が低い傾向にありました。

② COD濃度は水中の有機物含有量の目安となります。きれいな水の目安としてCOD濃度が2ppm以下というのがありますが、北川では例年と大きな差はなく、2ないし4ppmとなっていました。過去3年間、狭山公園内の結果が4ppmと安定した傾向にありましたが、今年は2ppmと以前の水準に戻ってきました。北川では北山公園への取水のため、大堰下流から水量が減っていますが、北山公園の親水広場で4ppmと数値が高くなっているのが気になります。

③ アンモニウムイオン(NH4-N)については、生活廃水による汚水の指標で、きれいな水の目安としては0.5以下の数値が望まれます。アンモニウムイオン(NH4-N)については、北川も前川も例年とおり0.2という水準でした。

④ 亜硝酸イオン(NO2-N)については、アンモニウムイオンの酸化や硝酸イオンの還元により生成し、有機物の多い還元的な環境で数値が高くなり、きれいな水の目安としては0.05以下の数値が望まれます。北川、前川ともすべての調査地点で0.05以下となっていますが、例年同様、調査地点ごとのバラツキが大きい傾向にあります。。

⑤ 電気伝導度については、水中に溶解する無機イオンの総量を示す指標で、100程度の数値が望まれます。北川、前川とも例年100を上回っていますが、今年はそれでも例年より数値が低い傾向にありました。

⑤ 水底生物については、例年見られるものに加え、アメリカツノゾウムシやフロリダマミズヨコエビなど、外来種が見られました。例年同様、少し汚れた水に生息する水底生物が主体となっています。

以上です。皆様方のご見解をお聞かせいただけますと幸いです(6月16日)。

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