6月3日は全国の川・一斉調査です
6月3日(日)、北川と前川の定点観測点10箇所で水質調査を実施します。調査項目は、COD濃度、アンモニウム濃度、亜硝酸濃度、ph値、透視度などです。併せて水底生物の調査も実施予定です。簡単なテストで水の現状がおもしろいようにわかります。小学生なども環境の現状について、楽しく学ぶことができます。どなたでも参加可能です。集合は廻田公民館集会室9:00です(なお、例年10:30頃より、試薬等による分析がはじまりますので、この頃からの参加も歓迎します)。12:00頃、終了予定。雨天決行です。(5月30日)
(参考)昨年の結果について、以下に記します。
(主催者への報告文書はこちら→水底生物や植物の観察記録も添付)「suisitu_2011houkoku.xls」をダウンロード
北川を中心に、いくつか気づいた点を記載します。
① 特に昨年と比較し、全般的に水量が多かった(結果として流速も大きかった)。そして透視度がとても高かった(ほとんどの調査ポイントで1m以上)。また、水温が低く、亜硝酸(NO2-N)のランクが1つ低い調査ポイントがほとんどだった。これらの結果は、調査の直前まで例年になく雨量が多かったことが影響しているのではないかと思われます。
② 北川のCOD濃度については、例年と大きな差はないが、ここ3年間、狭山公園内の結果が4ppmと安定した傾向にある(他の調査ポイントは2ppm)。狭山公園内では有機物の多いことが影響している可能性もあります(透視度も他のポイントと比較し低い値となっている)。なお、今年は前川の第3前川橋のCOD濃度が8ppmと高い傾向にあった。何か特殊な事象が影響している可能性もあると考えられます。
③ アンモニウム(NH4-N)については、例年とおりの傾向だった。
④ 電気伝導度は、例年よりやや低い値を示す調査ポイントが多かった。
⑤ 水底生物については、例年とほぼ同様なものが見られた。
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