10月15日(土)、多摩湖町自治会集会所で「せせらぎの郷多摩湖緑地ワークショップ(第1回)」が開催となりました(主催;東村山市+東村山の原風景を守る会)。このワークショップは、今年「多摩湖緑地」が都市計画緑地に指定されたことに伴い、里山として維持管理していくことも含めどうすればいいのか考えていくために開催されたものです。当日は草刈り等の体験も予定されていましたが、あいにくの天気となったため、多摩湖緑地の見学と意見交換を中心に行われました。以下、参加した感想を記します(あくまで個人的な感想です)。
まず、緑地全体の利用計画、保全計画を議論し決定していく必要があるのではないかと思いました。緑地全体の利用計画’(ゾーニング)については、雑木林と農地を保全していくことを基本としつつも、(盗掘や火遊びなどから雑木林を守りつつ)子どもたちの環境学習、自然体験、市民の散策など市民の利用とどう調和を図っていくのか、基本的な方向性について議論していく必要があるのではないかと思いました。また、多摩湖緑地全体について雑木林のままで保全していくのか、一部について極相林(照葉樹林)化を認めるのかどうか、もし雑木林のままで維持していくのであれば、どの程度の伐採を誰がどのように行うのか、など基本的な方向性について議論していく必要があると思いました。これらの議論を経て計画を市民に公表していく必要性を感じました。もうすでに植生調査は実施しているので、後はこれをベースに議論し計画をまとめていく場が必要だと思います。
また、絶滅危惧種や希少種を救っていくためには、多摩湖緑地の中だけで考えるのではなく、狭山丘陵全体の遺伝種を保全していくという視点で考えて行く必要があると思いました。この点については、西武・狭山丘陵パートナーズとの連携がとても重要であると思います。
それから、多摩湖緑地の保全をすすめていくためには、またよい利用計画・保全計画をつくっていくための議論をすすめていくには、様々な立場の人に多摩湖緑地を見てもらい利用してもらい、さらには草刈りなどの体験をしてもらう必要があると思います。そのために、いろいろなチャンネルを使って呼びかけていくことが重要だと思いました。北川かっぱの会としても、北川流域のみどりの保全は大きな目標の一つですので、「かっぱ通信」、かっぱホームページ、ブログ、北山公園内「水と緑の掲示板」、その他イベントの機会などを通じて呼びかけを行っていこうと思います。
次回のワークショップは11月19日(土)10:00~15:00(おそらく自然観察と草刈りや枝落としなど)、第3回目のワークショップは12月17日(土)10:00~15:00(落ち葉掃き→堆肥化を予定)を予定しています。(10月22日)
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