6/5水質調査結果の概要について
6月5日に実施した水質調査(北川+前川)の結果を報告します(エクセルの添付ファイル)。
(主催者への報告文書はこちら→水底生物や植物の観察記録も添付)「suisitu_2011houkoku.xls」をダウンロード
北川を中心に、いくつか気づいた点を記載します。
① 特に昨年と比較し、全般的に水量が多かった(結果として流速も大きかった)。そして透視度がとても高かった(ほとんどの調査ポイントで1m以上)。また、水温が低く、亜硝酸(NO2-N)のランクが1つ低い調査ポイントがほとんどだった。これらの結果は、調査の直前まで例年になく雨量が多かったことが影響しているのではないかと思われます。
② 北川のCOD濃度については、例年と大きな差はないが、ここ3年間、狭山公園内の結果が4ppmと安定した傾向にある(他の調査ポイントは2ppm)。狭山公園内では有機物の多いことが影響している可能性もあります(透視度も他のポイントと比較し低い値となっている)。なお、今年は前川の第3前川橋のCOD濃度が8ppmと高い傾向にあった。何か特殊な事象が影響している可能性もあると考えられます。
③ アンモニウム(NH4-N)については、例年とおりの傾向だった。
④ 電気伝導度は、例年よりやや低い値を示す調査ポイントが多かった。
⑤ 水底生物については、例年とほぼ同様なものが見られた。
以上ですが、データの読み方は様々な視点から行なう方がいいと思いますので、お気づきの点があれば、コメントしてください。(6月12日)
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