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2010年9月

全労済の助成金の活動報告書を提出しました

 北川かっぱの会では、2009年9月~2010年10月の間、全労済の地域貢献助成事業の支援を受けました(合計298,000円)。「北川流域の環境学習支援内容の充実」というテーマの下、環境学習用の備品の購入(野鳥観察用のスコープや水底生物観察用の顕微鏡、胴長等の購入)、ネームプレート(北川の環境を守っていこうというスローガン付)の新規作成、夏まつり関係の垂れ幕の作製、かっぱ通信やチラシの印刷・発送費用等についてこの助成金を使わせていただき、イベント内容の充実、地域への活動内容の周知の強化を図っていくことができました。このたび、無事、1年間の活動内容等について報告することができました。助成を受けることにより、北川かっぱの会の活動がさらに地域に密着した有意義な方向に向かうきっかけとなったと思います。関係者の皆様方、どうもありがとうございました。(9月30日)

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柳瀬川に放流されたアユ

今年の4月、柳瀬川の松戸橋でアユの稚魚が放流されましたが、その後の状況について、柳瀬川流域ネットワークの鈴木昭三さんより情報提供がありましたので、紹介します。……

「8月22日と9月25日に松戸橋から上流よもぎ橋の区間で、アユの採捕調査が
行われました。この結果は下記の通りであり、行方不明となっていたアユがちゃんと

いて、順調に生育していたことが分かりましたので、お知らせしておきます。

「8月22日調査」
 この調査は、柳瀬川をきれいにする会が独自に、川掃除のあとに行ったもので、
詳細はわかりませんが、15~17cmのアユが45尾もとれたとのこです。

「9月25日調査」
 きれいにする会と小林グループが合同で行った落ちアユ採捕調査です。次のような
結果でした。

 アユ   18~25.5cm  27尾       クチボソ  9cm  1尾
 オイカワ  4~14cm   31尾       ナマズ  50cm以上 2尾
 カマツカ  9.5~13cm   2尾       ドジョウ  8cm  1尾
 ヨシノボリ  4~6cm     3尾
 カワムツ  12cm      1尾

 アユの数は、昨年9月22日の23尾と殆ど変わりませんが、これらがどの辺に棲みつい

ていたのかは、現在のところ分かりません。今後の調査課題です。」

 昨年の放流では、北川と前川の合流点付近でアユ2尾を見ることができましたが、今年はまだアユが見つかっていません(もし、北川のアユについて、情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、情報提供をお願いします)。北川かっぱの会では、一日も早く、北川の落差工(ダムのようなもの)を解消し、アユが遡上してくるような北川にしたいと考えています。(9月26日)

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狭山公園懇談会に参加しました

 9月20日(祝)、狭山公園懇談会(主催;西武・狭山丘陵パートナーズ)が開催され、北川かっぱの会からはSiが参加しました。狭山公園懇談会は、狭山公園の管理・運営のあり方について意見交換を行い、実際の管理・運営に反映させていく等のために開催されているもので、今回で2回目となります。当日の懇談会には、東京都西部公園緑地事務所から、ご担当のナガヌマさん、エノキドさん、マツモトさん、モリヤさんの4名、東村山市役所からは小田課長、伊原係長、市民団体からは狭山公園友の会、八国山愛鳥会、ガールスカウト東京都第68団、赤い三輪車(保育所)、その他一般市民の方、そして北川かっぱの会、主催者側の合計約30名で意見交換等を行いました

 午前の部では、狭山公園の公園整備の現状を見て回りました。新たに設置された制札板、案内板、洋式トイレ、指導標、駐車場、自販機について見て回るとともに、バリアフリー園路や駐輪場、パークセンターデッキ拡張等の整備計画のお話をお聞きしました。また、たっちゃん池西側の湧水地でのビオトープ(化)プロジェクト、たっちゃん池の生態系を取り戻すプロジェクト(宅部池プロジェクト)については、これまで手がけてきたこと、これからの予定などについて説明を受ける(する)とともに、若干の意見交換も行いました。また、北川源流部の親水化やネットフェンスの撤去の意義等について、北川かっぱの会から改めて提案を行いました。さらに、狭山公園南部にある野鳥の森周辺については、ササ類が繁殖し、また樹木も手入れをしていない状況にあるため、何らかの対策が必要であるとの話もお聞きしました。約2時間半の見学でしたが、狭山公園の現状と問題点を把握する上で、とても有意義な時間だったと思います

 午後の部は会場を「多摩湖ふれあいセンター」に移し、意見交換会が開催されました。北川かっぱの会として特に興味を持って意見交換会に臨んだのが、宅部池の再生、ビオトープ、野鳥の森の問題です。

 宅部池の再生(=ブラックバス等の特定外来種を駆除し、在来の生態系を取り戻す)については、西部・狭山丘陵パートナーズの中川さんより、宅部池の再生に至った経緯(特に北川かっぱの会との協働)、現在取り組んでいる駆除策(浮体トラップ、流出防止ネットの設置など)、今後の防除策(11月上旬に「掻い掘り」を実施、その後も定期的な調査を実施するなど)についてわかりやすく説明していただきました。中川さんからの提案については、懇談会として基本的に支持していくという状況でした

 ビオトープ(たっちゃん池西側の湧水地でのビオトープ化)の問題についても中川さんより、ビオトープをつくるまでの経緯や今後の展望等について、わかりやすく説明していただきました。トウキョウサンショウウオやアカガエル、ヤブヤンマの棲息地として復元していくために、ボランティア(狭山公園友の会など)の力も借りながら工事を行なってきたこと、ビオトープの生態系を守っていく(復元していく)ためには、周辺の雑木林も含めて保全していく必要があること、トウキョウサンショウウオに戻ってきてもらうためには当分の間、観察を続けていく必要のあることなどの話がありました。中川さんからの提案については、懇談会として基本的に支持していくという状況でした

 野鳥の森の現状と問題点については、西部・狭山丘陵パートナーズの宮地さんより、わかりやすく説明していただきました。下草(ササ類)や高木類が手入れしていないままに放置されていることから、「暗い森」となっており、観察される鳥類の種類も思いの他、限られたものとなっていること、この状態を改善していくためには下草刈りや樹木の剪定、更新等を行なっていくべきではないか等の提案がありました。これに対して、懇談会としては基本的に提案を支持していく方向であるものの、性急な効果を期待してはいけないこと、効果の検証を行いながら徐々にエリアを広げていくことなどの意見がありました

 上記以外にも論点は多々ありましたが、全体的には極めて有意義な懇談会であったと感じております。北川かっぱの会では11月に予定されている「八国山緑地懇談会」にも積極的に参加していく予定です。(9月23日)

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12月上旬までの活動予定

12月上旬頃までの活動予定を掲載します。

9月20日(祝) 10:00~16:30 狭山公園懇談会(西武・狭山丘陵パートナーズ実施)に参加します。特に「たっちゃん池」のブラックバス対策、狭山公園内北川の親水公園化等について意見交換を行う予定です。

9月26日(日) 午前中 北山小土曜講座「ヤゴいかだづくり」を支援予定です。北山小プールで開催予定。

9月26日(日) 13:30~15:30目処。北川かっぱの会定例会(MARU茫々亭)。全労済の助成金の報告書提出、関東・水と緑のネットワーク拠点百選の助成金を活用した北山公園内の「環境掲示板」の設置について打合せ、2011年度の助成金を活用したプロジェクトについて検討、12月頃までの活動予定、かっぱ通信85号の発行について、話し合う予定です(当初、18日(土)の開催を予定していましたが、延期となりました)。

10月2日(土) 9:00~11:00 定例川そうじ(北山小正門前集合)

10月10日(日)または10月17日(日) 13:30~15:00頃 かっぱ通信85号の印刷・発送作業(廻田公民館)。日取りは9月26日(日)の午後、決定予定。

10月17日(日) 10:00~最大12:00頃 第31回「北川クリーンアップ」。詳細は決定次第、アップします。

11月7日(日) イベント開催予定(詳細は後日アップします)。

11月13日(土) 9:00~11:00 定例川そうじ(北山小正門前集合)

11月20日(土) 13:30~15:30目処。北川かっぱの会定例会(MARU茫々亭)。

11月23日(祝) 八国山緑地懇談会に参加予定。

12月4日(土) 北川かっぱの会・クリスマスパーティー開催予定(日付仮置き)。

12月11日(土) 9:00~11:00 定例川そうじ(北山小正門前集合)

なお、年末までの最終的なスケジュールは、10月17日頃までには決定する予定です。(9月19日)

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北山小、富士見+南台小土曜講座を支援しました

 北川かっぱの会では、9月11日(土)、2つの土曜講座の支援をしました

011  北山小土曜講座では、北川魚とりと水底生物観察を行いました。北山小の児童とその保護者、合計20名強で、まだ暑さの残る北川で遊びました。北川かっぱの会からは、岡田と櫻井で支援を行いました。約2時間にわたり、北川ウォークと魚とりを楽しみましたが、モツゴやギンブナ、ドジョウ、オイカワ、トウヨシノボリなどに加え、カマツカを採ることができました。一方、残念ながらオオクチバスも採ることができました。014

009  富士見+南台小土曜講座では、午前中は北山公園でトンボとり、午後は北川で北山小と同様、北川魚とりと水底生物観察を行いました。

富士見+南台小土曜講座はこちら →http://www.geocities.jp/mfdoyou/index.htm

10名の参加者に対し、北川かっぱの会からは永島と櫻井、岡田で支援を行いました。トンボとりでは、コシアキトンボ、シオカラトンボ、ウスバキトンボなどをとることができましたが、暑さのためか、アカトンボは皆無でした。午後は北川ウォークと魚とりを楽しみましたが、モツゴやギンブナなどに加え、こちらも残念ながらオオクチバスを採ることができました。015_2

 このところ北川で見かけなかったオオクチバスが合計で3尾も採れたことは注目に値します。北川かっぱの会では、北川流域からオオクチバスなど特定外来生物の防除を目指しています。ここ2年くらい北川でほとんど見かけなくなっていたオオクチバスが再度出現したことから、防除策を再検討していく必要があるのではないかと考えます。ともあれ、参加した皆様方、お疲れさまでした。(9月12日)

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川端会議で「環境情報板」を設置していくことを決定しました

 9月4日(土)、ふるさと歴史館で今年度2回目の「北山公園整備計画意見交換会(いわゆる「川端会議」)が開催となりました。意見交換会には市役所から三上都市環境部長や小田みどりと環境課長など5名が、市民や市民団体からは約15名が参加しての開催となりました。北川かっぱの会からは、松村、吉田、岡田、清水の4名が参加しました

 今回の主な協議事項は、関東・水と緑のネットワーク拠点百選で助成が認められた「環境情報板」の設置についてでした。百選での選定の経緯の説明と北山公園内に「環境情報板」を設置していくことについて、清水から提案を行いました。意見交換の結果、年末頃までに「環境情報板」を設置していくこと(なお、設置にあたっては設置する情報板の仕様、場所等について、北川かっぱの会と市役所と相談した上で設置していくこと)、「環境情報板」の具体的な運営方法(誰がどのように管理していくか、何をどのように展示していくのか、展示物交換の周期等)については、2月の川端会議の中で協議していくこと、が確認されました

関東・水と緑のネットワーク拠点百選については →http://www.kan-koueki.net/hyakusen/

「環境掲示板」については(再掲;8/29のブログと同じファイル) →「kannkyoujouhouban.doc」をダウンロード

 上記以外のテーマとしては、第31回北川クリーンアップを10月17日(日)に開催すること、北川の草刈りについては丸刈りにしないよう今後調整を行っていくことなどが話し合われました。また、北山わんぱく夏まつりが成功裏に終了したこと、夏まつり当日に実施した魚類調査でオオクチバスが捕獲されたこと、西武・狭山丘陵パートナーズからは狭山公園たっちゃん池でオオクチバスの捕獲を試験的に行うことなどの報告がありました。

 次回の川端会議は2月5日(土)開催の予定です。(9月5日)

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