ブラックバス防除セミナーを開催しました
3月6日(土)東村山駅前の「サンパルネ」で「ブラックバス防除セミナー」を開催しました(主催;北川かっぱの会、後援;東村山市、協力;西武・狭山丘陵パートナーズ)。
セミナーでは、まず狭山公園「たっちゃん池」のブラックバス防除の取組みについて、西武・狭山公園パートナーズ・狭山公園パークセンター所長の植木孝さんより お話をいただきました。北川でのバスの個体数の増加を受け、池の流出口付近に「流出防止ネット」を設置したこと、そのネットが豪雨時に優れた効果を発揮したこと、北川かっぱの会との意見交換会を踏まえ昨年2回の魚類調査を実施したこと、その調査結果を踏まえると今後、強力なバス類(また外来種のカメ類)の防除策を実施していく必要があることなど、とてもわかりやすい説明をしていただきました。続いて北山公園内「しょうちゃん池」の現状についても東村山市等から在来種が瀕死の状況であるとの報告がありました。
続いて、NPO生態工房事務局長(全国ブラックバス防除市民ネットワーク理事)の佐藤方博さんよりご講演をいただきました。佐藤さんからは、外来生物による影響、被害、なぜブラックバスを防除していく必要があるのか、法律上の根拠、倫理上の問題など幅広い見地からお話をいただきました。また、都内での実施例、特に光が丘公園での「掻い掘り」実施例について詳しくお話いただきました。さらに狭山公園「たっちゃん池」で、もし掻い掘りを実施した場合のシミュレーション、より効果的に実施していくための実施方法など、とても参考になるものでした。
質疑応答の時間では、約40分間、次から次へと多数の参加者から質問が出、「掻い掘り」の意義や実際について深く理解することができたのではないかと思います。
北川かっぱの会ではこのセミナーでの学習を基に、20日に予定されている北山公園内「しょうちゃん池」の掻い掘りに万全の体制で臨んでいこうと考えています。また、狭山公園内「たっちゃん池」の防除策についても継続して検討していきたいと考えています。
セミナーにご参加いただいた20名弱の皆さま方、ご参加いただきありがとうございました。またご講演をいただいた植木さん、佐藤さん、本当にありがとうございました。
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コメント
ブラックバス防除セミナーの開催、お疲れさまでした。北川カッパの会の地道な活動が在来種の復活につながる事を願っています。
投稿: NPO birth | 2010年3月 8日 (月) 21時51分
コメントありがとうございます。在来種の復活のため、ともに知恵を出し合っていければと思います。これからもよろしくお願いいたします。
投稿: かっぱブログ編集担当 | 2010年3月 9日 (火) 22時05分