外来魚情報交換会に参加してきました
1月30日(土)~31日(日)、滋賀県彦根市で開催された「第5回外来魚情報交換会(主催;琵琶湖を戻す会、他)」に北川かっぱの会からSiが参加してきました(西武・狭山丘陵パートナーズからもNaさんが参加)。北は北海道から南は沖縄まで、昼間は100名を超える参加者が、また夜の懇親会も約60名の参加者が、熱い議論、情報交換を行いました。バス類の駆除方法(の試行錯誤の状況)やバス類の生態の解明、新たな外来魚(チャネルキャットフィッシュやオオタナゴ等)との戦い、行政の対応策、市民団体の対応策、バス加工食品(今年は練り物)の試食など、今年もとても盛りだくさんの内容だったと思います。
北川かっぱの会としては、今年の大きな目標の一つとして考えている2つの池の「掻い掘り」を中心としたバス防除策を円滑に進めていくため、主に情報収集のために参加しましたが、得たものはとても多かったと感じています。私が特に感じたのは以下の点です(特に真新しい視点ではありませんが‥‥)。
① 継続した調査を実施していく必要があること →昨年、「たっちゃん池」で2回の魚類調査を実施しましたが、これからも定期的に魚類調査(+外来植物調査)を行い、そのデータを基に、外来種の防除策を継続して実施していく必要があること
② 市民へのアピールは「池や川をどういう姿に戻していくのか」という点をクリアにしていく必要があること(アピールの仕方を工夫していく必要があること)。また、特に子どもたちへのアピールを考えていく必要があること(環境学習の視点から)
③ 密放流の防止を効果的に行なっていくためには、できるだけ多くの市民を見方につけていく努力が必要なこと、などです。
いずれも一朝一夕で達成することのできるようなテーマではありませんが、情報交換会でいろいろな方々のお話をお聞きし、また対話していく中で、「がんばってやっていこう!」と思わせるような、大きな元気をもらったような気がします。各地の事例では、様々な努力の結果、バス類の個体数が減ってきたという報告もあり、がんばれば在来魚が戻ってくる!という希望をもつことができると思いました。
北川かっぱの会では、3月6日(土)に「ブラックバスセミナー」を開催し、その後、北山公園内「しょうちゃん池」、狭山公園内「たっちゃん池」のバス駆除を実践していきたいと考えています。皆様の参加をお待ちしております(なお、ブラックバスセミナーの詳細については、今週末までにアップする予定です)。
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