「たっちゃん池」のブラックバス対策の意見交換会開催される
6月21日(土)、狭山公園管理事務所で、公園の指定管理者との意見交換会を開催しました。
ここ数年、北川にブラックバスが出没し、モツゴやフナ(キンブナ、ギンブナ)、オイカワ、トウヨシノボリなどの魚の個体数が減少している傾向もあるところです(実際に北川で捕獲したブラックバスを調べてみると、トウヨシノボリをはじめ、各種の在来種の魚を捕獲していることが確認できました)。北川にブラックバスが出没しているのは、最上流部の「たっちゃん池」で多くのブラックバスが生育しているところによるところが大きいと思われます(なお、「たっちゃん池」の水源は、池の周辺の湧水と雨であることから、多摩湖とは隔絶されています。念のため、おさらい。)。北川かっぱの会では、北川の清流の復活のために様々な活動を行なっていますが、北川の清流の復活のためには、北川の「見た目」のきれいさだけではなく、水質や生態系も含めた川を取り戻していくことが何よりも重要と考えます。したがって、川の生態系を破壊するブラックバスを駆除していくことは、北川の清流を取り戻していくために不可欠と考えています。
昨年度以来、指定管理者の皆様方のご理解とご協力により、「たっちゃん池」の流出口に「網」を設置していただき、年間を通じ、多くのブラックバスが北川に流入するのを防いでいただいております(感謝!)。しかし、特に大雨の時など、この網を潜り抜けて北川に侵入してしまうバス(孵化直後の稚魚)に閉口している現実もあります。
以上のような認識のもとに、6月21日に、指定管理者との第3回目の意見交換会を開催しました。今回の意見交換会では、とりあえずは「たっちゃん池」の魚類調査を行い、ブラックバス(ついでに外来種の亀類)の池の中での寡占状況の確認を行なっていく必要があること、併せて「たっちゃん池の水質」についても確認(北川の水質を保持していくためにも)していく必要があること、などが確認されました。当面は「たっちゃん池」での調査方法について、検討していく予定です(6月25日記)。
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コメント
小平在住です。
たっちゃん池にブラックバスが放流される前、池にタナゴ、沼エビ、クチボソ、ヤゴ等があふれ、子供たちが岸で遊び、水がきれいでした。
40年前のある日、岸にはサングラス、キャップ、ベスト姿のバッサーが、竿を振るい。
浅瀬の水は、藻が少し増え、小魚、小エビが姿を消し澱んでいました。
池の掃除屋たちが、ブラックバスに絶滅させらたためだと思います。
今のたっちゃん池は、どうなんでしょうか。
池干し、ショッカーボート賛成です。
豊かな、たっちゃん池を取り戻しましょう。
投稿: EOS | 2009年8月26日 (水) 00時50分