たっちゃん池のブラックバスを考える意見交換会を開催
報告が遅くなりましたが、去る5月9日(土)の午前、狭山公園内にある宅部貯水池、通称「たっちゃん池」のブラックバスを考える意見交換会が開催されました。たっちゃん池から流れ出た水は、洩れなく北川に入ってくることから、北川の清流を取り戻していくためにも、最上流部でのブラックバス駆除が、とても重要であると北川かっぱの会では考えています。その意味から、とても重要な意見交換会であったと思われます。
北川かっぱの会からは2名(川端会議が開催されていたためSaさん+Siで対応)、そして狭山公園を管理している「西武・狭山丘陵パートナーズ」のK所長さん、Nさん、Oさん他+NPO birthのS事務局長さん(イニシャル間違っていたらゴメンナサイ)とで、いろいろな角度から「たっちゃん池」のブラックバスをどう駆除していくのか意見交換を行いました。いくつかの論点はありましたが、まず、都立公園としての立場からブラックバス対策を行っていくことは、おそらく可能ではないかという意見がありました。また、ブラックバスを完全に駆除していくことは困難としても、市民や公園利用者にブラックバス問題を提起していくことが大事であること、駆除活動の実施にあたっては、できるだけ市民や公園利用者と共に実施していくべきだという点で認識は一致しました。
今後は、まず「たっちゃん池」の魚類調査を実施(夏頃)した上で、たっちゃん池の「かいぼり(池干し)」の可能性を追求する方向で行動していくことで意見は一致しました。仮に「かいぼり」を実施(秋頃を想定)するとしても、一気に水を抜くのではなく、今年は池の上層部の一部の水を抜き、試験的にバス駆除を実施し、併せて周辺に与える影響を見極めていく方向が現実的であるとの結論に達しました。当面は、都や市などの関係機関との調整を行っていくこととしました。
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コメント
ブラックバス駆除には抵抗はありませんが、生物を駆除する以上、清流を取り戻すこととブラックバス駆除の関係性(理由)を公開説明して頂けませんか?
また池の水を抜くとのことですが、ホタルの幼虫やヤゴ等の水棲昆虫に対する影響は、ブラックバスによる食害よりも甚大なことは容易に想像できますが、上層部だけ水を抜いて見極める・・・と言う判断方法は甘くはないでしょうか?
あとたっちゃん池の水辺には葦が生い茂っていますが、水を抜くことによって土中の酸素量が増すと、その部分にどんどん根を張り巡らせ、本来何もなかった池の部分は葦の繁茂により景観がだいぶ変わると思いますが、その辺の対策はお考えなのでしょうか?
それと、根本的にたっちゃん池のブラックバスは多摩湖から流入していると思うので、たっちゃん池単体で駆除を行ってもあまり意味がないのではないでしょうか?
ブラックバス自体が水質汚染するわけではないので、下流の北川の清流(動植物の生態系を含めて)を取り戻すためでしたら、たっちゃん池から下流にブラックバスが完全に流出しないような工事施工などの対策で間に合うのではありませんか?
長々と書いてしまいましたが、文頭に書いた『清流の復活とブラックバス駆除に関する因果関係』のご説明を宜しくお願い致します。
投稿: 榎本 | 2009年6月15日 (月) 18時59分
意味ないよ池干ししても
網張ればいいだけです
投稿: | 2009年8月 7日 (金) 17時55分
もともと、多摩湖を作るときに現多摩湖町の田んぼの水源確保のため作られた人造沼。
人間が農業利用の目的で作った人造的に
古来からの生態系の回復?(笑)
とても野暮なことだということに気付いてほしいな。
現在宅部池の水源はほとんど湧き水です。
多摩湖からのバス流入はありえません。
そして下流の北川に
バスなんて全くいません(流れていない)
的を外れた議論をしてる
たっちゃん池の清掃、北川の下水垂れ流し対策
在来小魚の適度な放流(クチボソ等)の方が重要だと思います。
もともと天然沼ではないのだから、
いろんな魚がいて
市民が気軽に釣りも楽しめる
そんな池にすべきだと思いますがね
投稿: | 2015年7月26日 (日) 05時46分