外来魚情報交換会に参加してきました
1月24日(土)~25日(日)、「琵琶湖を戻す会」主催の第4回外来魚情報交換会(滋賀県彦根市)に出席してきました。
日本全国から多数(約100人)の参加者があり、21件の報告・研究発表と、それについての質疑応答、意見交換がありました。素人の私が、いきなり我が国ではトップレベルにあると思える意見交換会に出席したことから、知識の面で多少の戸惑いもありました。しかし、参加者は、たとえば「外来魚を可能な限り駆逐して、在来種を守っていこう」という想いの強い人ばかりで、北川やたっちゃん池のブラックバス防除に向けて大きなエネルギーをもらったような気がします。
今回の意見交換会で思ったこと、学んだことは多々あるのですが、主なものをあげれば、
1.ブラックバスの防除については息の長い活動を覚悟する必要のあること(どの湖沼や河川でも、試行錯誤を繰り返しながら活動を行っている)
2.ブラックバスを防除していくためには、たっちゃん池や北川におけるブラックバスの生態をよく把握していく必要があること
3.ブラックバスについては素人の集団である「北川かっぱの会」で活動していくためには、プロ(先駆者)の意見を聞いて活動を実施していく必要のあること(それほど奥が深い)
4.3月に出版予定の市民版「ブラックバス防除ガイドブック(仮称)」の内容を研究していく必要のあること
などです。
25日の午後は、ブラックバスの釣り体験をしてきましたが、全く素人の私でも小一時間で3匹釣ることができました(プロは2時間で100匹以上釣る人もあるとか!なお、写真は私が釣ったバス)。琵琶湖の外来魚の多さには霹靂としてしまいましたが、粘り強く対応していくしかないかなとも思われました。
北川かっぱの会の当面の活動として(できるところからやるしかないかな、とも思われますが)、昨年10月に井の頭公園内の井の頭池で実施された外来魚駆除の啓発イベントの話やたっちゃん池や北川のブラックバス対策案についての意見を有志で聞きにいくことにしたいと思います。
この意見交換会に出て、今年の活動方針案を考えました。とりあえず、
1.たっちゃん池と北川のブラックバスの生態を知るための調査の実施
2.たっちゃん池に産卵床(伊豆沼方式?)の設置
3.たっちゃん池のブラックバスを捕獲し展示していくようなイベントの開催
あたりかな、とは思いました。
最後に、左の写真は、24日の最後のパートで出てきた、琵琶湖産ブラックバスの缶詰の試食会で出てきた缶詰の内容です。結構いけました。
追伸;新河岸川水系には「オオタナゴ」は出没していませんよね?「土浦の自然を守る会」から、霞ヶ浦流域で出現しはじめたオオタナゴが、少しづつ拡散し、とうとう中川まで出没してきている状況にあるとのことです。ブラックバス同様、できるだけ防除していきたいので、出没した情報があれば知らせてほしいとのことです。
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コメント
こんにちは、琵琶湖を戻す会広報担当です。
遠方よりわざわざご参加ありがとうございました。
琵琶湖の現状がよくおわかり頂けたと思います。
これからもよろしく御願いいたします。
投稿: 海羅@琵琶湖を戻す会 | 2009年1月27日 (火) 22時29分