ブラックバス対策のアイデア募集
先月の活動報告でも触れましたが、北川にブラックバスが再度、出没してきています(悲しいことに、八国山の二つ池にも出没という情報もあり!)。原因は、狭山公園内の「たっちゃん池」で多数のブラックバスが棲息しているからです(詳細は11/1のブラックバス意見交換会の報告をご参照ください)。北川にブラックバスが増えると、在来種の魚たちが絶滅する恐れもあり、ひいては北川の環境も激変する可能性があります。
この深刻な現状を少しでも緩和していくために、何らかの行動を起こしていく必要があるのではないかと考えます。ということで、どういう行動を起こせばいいのか、たたき台を以下に提示しましたので、ご意見、ご提案等、いただければと思います。
1.たっちゃん池のブラックバスを限りなく減らしていくために
人工産卵床を設置してメスを誘引し、産卵床ごと産着卵を回収する(他の生物への影響はほとんどないと考えられるが、たっちゃん池の管理者との調整が必要)
たっちゃん池で「ブラックバス釣り大会」を開催し、市民にアピールしていく。ついでに看板や垂れ幕を設置していく(本質的な解決策ではないが、ブラックバスの放流者に一定の効果があるか。たっちゃん池の管理者との調整が難航するかも)
2.たっちゃん池から北川へのブラックバスの流出を防ぐ
流出口に網を設置し、北川への流出を防ぐ(引き続き、管理事務所の人に協力していただく)
3.北川で見つけたブラックバスは直ちに捕獲、処分する
これは現在でも意識的に実施していること。君塚先生に2年前に薦めていただいたペットボトル利用の捕獲を再度やるかどうか
4.北川のブラックバス問題について、市民にアピールしていく
ブラックバスを考えるイベントを開催(講演会またはシンポジウムを市の後援を受けて開催していく、たっちゃん池で「ブラックバス釣り大会」を開催していく(再掲)、パンフレットやチラシを作成・配布するなど。)
5.その他
全国ブラックバス防除市民ネットワークや同様の悩みを抱える他の市民団体を訪問し、今後の活動について連携していくなど
ある程度の行動計画が固まってきた段階で、助成金の活用も視野に入れながらより具体的な検討をしていきたいと思います(活動計画は、1/11の定例会で議論した後、2/28に予定されている総会で活動方針を決定していきたいと思います。
以上について、ぜひご意見、ご提案などをいただければと思います。
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コメント
北山公園には子供を連れて遊びに行くことがあるのですが、公園内の池は釣りが禁止のようですが、北川自体はどうなんでしょう?
産卵床が確認されている場所があれば足を踏み入れない方が良いと思いますし…。
単純に釣りが好きで、その行為が結果的にプラスになるなら…と思ったもんで。
投稿: YUKIYA | 2008年12月31日 (水) 18時18分
書き損じ…(;;;´Д`)
在来種の産卵床…でした。
バスじゃなくて…。
投稿: YUKIYA | 2008年12月31日 (水) 18時22分
YUKIYAさん、コメントありがとうございます。
北川ではもちろん釣りはOKです(多摩湖町内では自治会により「釣り禁止」の看板が出ていますが、なぜそのような看板を立てたのか、かっぱの会としては抗議していきたいと考えています)。子供たちが、たとえばザリガニ釣りをしたり、網で魚をとることは問題ないと考えます(現実にも、様々な環境学習の場で、ザリガニ釣りや網で魚を捕獲してもらっているところです)。
北川でブラックバスや外来種のカメを捕獲したら、今でも直ちに処分しているところです(ついでにコイも処分したいくらいなのですが)。北川でブラックバスや外来種のカメをみつけたら、どんどん処分してください。お願いします。
投稿: かっぱブログ編集部 | 2009年1月 1日 (木) 15時32分
返答ありがとうございます。
釣り可能ということで了解しました。
釣り上げたバス等のその後…は、どうしましょう?
異臭等もあり岸に放置という事も、個人で持ち帰りという事も、なかなか難しいですね。
とりあえず、冬季の低活性時でも釣れるのか近々覗きに行ってみます。
投稿: YUKIYA | 2009年1月 1日 (木) 18時55分
埼玉在住の全国ブラックバス防除市民ネットワーク、手賀沼水生生物研究会の者です。
本気で対策をする覚悟があるのであれば、お手伝い出来ることもあると思います。
よろしければご連絡ください。
投稿: Shu | 2009年1月13日 (火) 01時10分
コメントありがとうございます。北川かっぱの会の事務局長の清水と申します。
北川は狭山丘陵の多摩湖近辺を源流とし、柳瀬川、新河岸川、隅田川を経て東京湾に至る河川です。最上流部の湧水地周辺では蛍やトウキョウサンショウウオも観察することができ、都市部では自然環境が比較的保全されている貴重な河川です。しかし、ここ5年くらい最上流部のため池(たっちゃん池)でブラックバスが異常発生し、大雨の時などに北川に流出し、モツゴやオイカワ、ギンブナなどの魚類が減少傾向にあります(毎年夏に行っている魚類調査でもこの傾向がはっきり出ています)。これまでも淡水魚の専門家の君塚先生に相談しながら、またため池を管理しているNPOと相談しながら対策を講じてきましたが、決め手がないままにここまできました。
このような状況にあることから、北川かっぱの会としても09年度の最重点課題として位置づけ、行動計画を定めようとしているところです。タイミングよく1/24~25にかけ、彦根市で「第4回外来魚情報交換会」が開催されますので、私が大阪に単身赴任中ということもあり、まずこれに参加して、勉強させてもらおうとしているところです。
ということですので、1/24~25の情報交換会、その後のかっぱの会の中での検討を踏まえ、具体的な相談に乗っていただけるとありがたいです。
投稿: かっぱブログ編集担当 | 2009年1月13日 (火) 22時30分
私は無理ですが、当会のメンバーも情報交換会に参加します。
清水様が参考の為に参加され、北川かっぱの会の皆様が防除活動を行おうとしていることを、主催者、全国ブラックバス防除市民ネットワークの事務局には伝えておきました。
外来魚問題、特にオオクチバスの防除については色々とありますので、今後はメールで連絡していただきたいと思います。
投稿: Shu | 2009年1月14日 (水) 22時17分
Shuさんありがとうございます。また、連絡させていただきます。
投稿: かっぱブログ編集担当 | 2009年1月14日 (水) 22時42分