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2008年12月

2008年を振り返って

2008年ももうすぐ暮れようとしています。今年1年を振り返ってみたいと思います。

その1 3月に「北川流域の環境保全の方向性と提言」をまとめることができました。きっかけは、セブンイレブンのみどりの基金の助成金ですが、様々な備品の購入とともに、様々な環境調査や日頃の活動を踏まえ、提言をまとめることができました(提言についてはホームページを参照してください)

その2 1月に北川最下流の「淵の森」緑地について、市が土地を買収しました。結果として雑木林が宅地の開発から免れることができました。本当によかったと思います。なお、北山公園内の北川に沿って南側の土地についても市が買収することができたようです。

その3 5月の北川クリーンアップには多数の参加者を得ることができました(セブンイレブンの助成金で作った「垂れ幕」の効果が一定にあったか?(なお、北川クリーンアップは10月にも開催)

その4 子供の環境学習、今年も盛況でした。北山小のヤゴ救出作戦、ホタル観察会、八国山虫取りハイク、北川魚とり等々。富士見小+南台小、美住リサイクルショップの支援まで含めると相当な回数でした。個人的には7月の早朝から実施した虫取りハイクが特に印象的でした。

その5 6月頃を中心にブラックバスが急増しました。今後、何らかの対策が必要と考えます。

その6 8月の「北川わんぱく夏まつり」は今年も好天に恵まれ、盛況でした。スタッフ数がぎりぎりの状況だったので、結構ヘトヘトになりましたが、子供たちが喜んで遊んでいる姿を見ると、がんばってよかったと思いました。でも主催者が記録写真を撮るのは難しいですね。この夏まつりの時、「アサヒタウンズ」の記者から取材を受け、北山公園や北川の記事が掲載されました。

その7 6月に新河岸川流域川づくり連絡会の見学会が北山公園でありました。また、11月には同連絡会のイベントとトトロ財団のイベントにパネル展示を行うなど、例年になく外部の団体との交流がありました。10月に行った五日市の平井川「川で遊ぼう会」との交流もよかったと思います。来年も外に向かって情報発信や交流ができるといいですね。

その8 9月にホームページの完全リニューアルと「かっぱブログ」の開設を行いました。今後、これらのツールを使って、外部への情報発信の強化と会員相互の情報共有化のお役に立つことができれば幸いです。

その9 北川の流れを蛇行させるために打った杭の効果を検証することができました。杭を打った下流で、流れが蛇行しています。日頃の地道な努力が実ったのはすばらしいの一言につきます。

その10 今年もかっぱ通信を年5回発行することができました。様々な困難はありましたが、定期的に情報発信を継続している意味はとても大きいと思います。来年も定期的な発行に向け、がんばっていこうと思います。

それでは皆様、よい年をお迎えください。  

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かっぱ通信76号の発行

かっぱ通信76号を本日発行しました。明日以降、順次、会員の皆様方に届くものと思われます。お楽しみに。

一つお願いがあります。2008年度の会費を納入していない方には「振込用紙」を同封させていただきました。ぜひ年内に振込をお願いしたいと思います。会の活動は皆様方からの会費と助成金、寄付金を原資としています。現在、会の財政状況は、キャッシュフローとしてはマイナスで、このままの状況ですと、09年度以降、活動内容に制約が出てくる可能性もあります。会費を払っていただけない会員には、かっぱ通信の送付を取りやめることを2月の総会に提案したいと考えています。以上、よろしくお願いいたします。

本日、印刷・発送作業を手伝っていただいた方々に厚く御礼申し上げます。

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北川護岸改修予定地の写真

本日、「ごろう」の近くの北川護岸改修予定地を見てきました。写真参照(クリックすると写真が拡大します)。002_2 おそらく、青いビニールのかかっているあたりではないかと思われます。その上部の護岸部分は確かに大きな亀裂が入っているように見えました。また写真で青いビニールの部分は「土嚢」で、斜面の崩壊を防ぐ目的で設置されているような感じでした。緊急性の高い工事、しかも市の予算もおそらくない中、どの程度の工事になるのでしょうか。以上を踏まえると、とりあえず市に要望した「施工上のリスクがなければ、川底の全面コンクリート張りは極力避けて欲しい」ということでよいのではないかと思われました。

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北川の護岸補修工事が予定されています

本日、東村山市役所みどりと公園課他より、以下の話がありました。
内容は〈北川の護岸補修工事について〉です。

・場所 そばや「ごろう」の通りにある橋から上流30mの範囲
・現状 両側の護岸にひび割れや基礎部分が削られて崩落の危険あり
・工事内容 川底を20㎝掘り下げコンクリート張りとし、両岸の既存護岸の表面に
約10㎝のコンクリート上塗りをする三面張り構造
・工事期間 来年2月に着工し3月末完成予定

北川かっぱの会からは、施工上のリスクがなければ、川底の全面コンクリート張りは極力避けて欲しいと申し入れを行いました。市役所からは、かっぱの会として年内に別途説明の場を設けて欲しい、との要望であれば連絡してくださいとのことです。

現場を確認しつつ、ご意見、ご要望などありましたらお聞かせください。

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12/21(日)サポーター求む!

12/21(日)の13:00~14:30頃、廻田公民館で「かっぱ通信76号」の印刷、発送作業を行います。お時間があれば、ぜひ作業を手伝ってください。前回の75号発送時には多数のサポーターの方々の力を得、短時間で作業を完了することができました(感謝)今回もぜひ多数の方にサポートしていただければと思いますので、よろしくお願いします(特に発送作業の段取りとなる13:30頃から)。

ところで、来年度の活動方針の柱の一つとして、継続テーマですが「子供の環境学習の充実」を考えたらよいのではないかと思うのですが、より多くの子供、あるいは子供の親の方々に参加していただくためのアイデアがありませんでしょうか。結局は、今までどおりの地道な活動がベースにはなるかとは思いますが‥‥。今後、1月の定例会や新年会、2月の総会で議論をしていきたいと思います。

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ブラックバス対策のアイデア募集

先月の活動報告でも触れましたが、北川にブラックバスが再度、出没してきています(悲しいことに、八国山の二つ池にも出没という情報もあり!)。原因は、狭山公園内の「たっちゃん池」で多数のブラックバスが棲息しているからです(詳細は11/1のブラックバス意見交換会の報告をご参照ください)。北川にブラックバスが増えると、在来種の魚たちが絶滅する恐れもあり、ひいては北川の環境も激変する可能性があります。

この深刻な現状を少しでも緩和していくために、何らかの行動を起こしていく必要があるのではないかと考えます。ということで、どういう行動を起こせばいいのか、たたき台を以下に提示しましたので、ご意見、ご提案等、いただければと思います。

1.たっちゃん池のブラックバスを限りなく減らしていくために

人工産卵床を設置してメスを誘引し、産卵床ごと産着卵を回収する(他の生物への影響はほとんどないと考えられるが、たっちゃん池の管理者との調整が必要)

たっちゃん池で「ブラックバス釣り大会」を開催し、市民にアピールしていく。ついでに看板や垂れ幕を設置していく(本質的な解決策ではないが、ブラックバスの放流者に一定の効果があるか。たっちゃん池の管理者との調整が難航するかも)

2.たっちゃん池から北川へのブラックバスの流出を防ぐ

流出口に網を設置し、北川への流出を防ぐ(引き続き、管理事務所の人に協力していただく)

3.北川で見つけたブラックバスは直ちに捕獲、処分する

これは現在でも意識的に実施していること。君塚先生に2年前に薦めていただいたペットボトル利用の捕獲を再度やるかどうか

4.北川のブラックバス問題について、市民にアピールしていく

ブラックバスを考えるイベントを開催(講演会またはシンポジウムを市の後援を受けて開催していく、たっちゃん池で「ブラックバス釣り大会」を開催していく(再掲)、パンフレットやチラシを作成・配布するなど。)

5.その他

全国ブラックバス防除市民ネットワークや同様の悩みを抱える他の市民団体を訪問し、今後の活動について連携していくなど

ある程度の行動計画が固まってきた段階で、助成金の活用も視野に入れながらより具体的な検討をしていきたいと思います(活動計画は、1/11の定例会で議論した後、2/28に予定されている総会で活動方針を決定していきたいと思います。

以上について、ぜひご意見、ご提案などをいただければと思います。

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